知らないうちに賞味期限が切れてしまったという食べ物のひとつにヨーグルトをあげる人が多いのではないでしょうか?

また、「賞味期限が切れたヨーグルトは他の食べ物よりもお腹を壊しやすいのでは」と思ってはいませんか?

今回は

  • 未開封の賞味期限切れのヨーグルトはいつまで大丈夫?
  • 開封後のヨーグルトはいつまでに食べるのが良い?
  • 腐ったヨーグルトはどうなるの?
  • 賞味期限切れのヨーグルトの活用法

など期限切れのヨーグルトについて詳しく紹介します。

※この記事に関してはヨーグルト=プレーンヨーグルト(無糖)のことを指します。

未開封の賞味期限期限切れのヨーグルトはいつまで大丈夫?

まず賞味期限の正しい意味はおわかりですか?

※わからない方は詳しくは賞味期限と消費期限の違い!期限がない食べ物や期限切れの食べ物はいつまで平気・・・で確認してくださいね。

一般的な食品の賞味期限は簡単に説明すると「おいしく食べられる期間」です。

そして消費期限は「安全に食べられる期間」なります。(基本は5日間以内の食べ物に表示されています)

ヨーグルト賞味期限ですので、期限が切れたとしても食べることができます。

ではいつまで食べることが可能なのでしょうか?

ヨーグルトは発酵食品で冷蔵庫がなかった時から保存食として食べられていました。

ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させて作りますが、この時、乳酸菌が出す乳酸により牛乳が酸性になり、乳タンパクが凝固することでトロッとした固さになります。

この乳タンパクが固まるphが4.6以下で、この数値ほとんどの有害な微生物が活動できなくなる値です。

そのため、ヨーグルトは基本的には腐ることがありません。

特に未開封のヨーグルトですと、工場で生産された段階で乳酸菌以外の微生物は滅菌されているので賞味期限を大幅に過ぎても衛生上の問題が発生することは考えられません。

おそらく、未開封のヨーグルトできちんと冷蔵庫で管理がされているのであれば「食べることができる」だけでしたら、1週間はもちろん、1か月、またはそれ以上でも問題ないと思われます。

ただし市販のヨーグルトのパッケージに不備があったり、劣化などで空気が入ってしまうと簡単に腐ってしまうので、冷蔵庫で保管していれば大丈夫と安心してはいけません。

ただ食べることができても、賞味期限を過ぎると過発酵でかなり酸っぱくなります。

賞味期限はあくまで「おいしく食べられる期間」ですから、安全性に問題がなくても期限が過ぎたヨーグルトは1~2週間くらいで食べきることをおすすめします。

賞味期限が過ぎたヨーグルトはどうなる?ホエーとは?

期限が過ぎたヨーグルトはだんだんと固まって、上の方に水分が浮いていく

この水分はヨーグルトから出たもので「ホエイ」や「ホエー」と呼ばれます。

ホエーには、水溶性のタンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養がたっぷり含まれていて、低脂肪、低カロリーであるだけでなく、体へのタンパク質の吸収がよいといわれています。

そのため、アスリートが効率よく筋肉をつけるために飲むホエープロテインとしても活用されています。

また最近はホエーをエサにした「ホエー豚」も見かけることがあります。

このように賞味期限が過ぎたヨーグルトは味や風味が落ちてしまいますが、栄養価としては落ちないのです。

むしろヨーロッパでは発酵が進むと乳酸菌が増えて栄養価が高くなり、味も濃く深くなるという理由で賞味期限を一週間近く過ぎてから食べる人もいるくらいです。

もしホエーがかなり浮いている場合は捨てずにかき混ぜてたべましょう。

ただ本当に発酵し続けると酸っぱくて食べにくくなるので、何度も言いますがやはり2週間くらいまでに食べきるのが良いです。

賞味期限切れの加糖や果肉入りの未開封ヨーグルトの場合は?

最初の方で説明したようにこれまでの話は無糖のプレーンヨーグルトの場合です。

これが加糖や果肉入りのヨーグルトとなると話が違います。

このようなヨーグルトは乳酸菌ごと殺菌されているので、雑菌は繁殖しにくいのですが、カビが生えやすくなります。

1週間程度で食べきることをおすすめします。

開封したヨーグルトはいつまでに食べる?

基本的に賞味期限は未開封の場合の条件ですので、開封した場合は賞味期限が適用されなくなります。

ではいつまでに食べなくてはいけないのかというとメーカーのサイトや商品を見ても、

  • 「開封後はお早めにお召し上がりください」
  • 「開封後は2,3日以内にお召し上がりください」

などのようにしか書いていません。

これは開封後どのように取り扱ったのか、例えば

  • すぐに冷蔵庫に入れた
  • 少し常温で置いていた後に冷蔵庫に入れた
  • キレイなスプーンでとりわけた

などメーカー側ではわからないため、ハッキリと「~まで大丈夫!」と断言できないのです。

ただプレーンヨーグルトで食べる分だけをきれいなスプーンで取り分けて、残りをすぐに冷蔵庫に保管すれば2,3日ではなくそれ以上過ぎても実際は問題ありません。

できれば上のフタを取って、ラップを掛けて輪ゴムで留めると匂い移りや雑菌の侵入を防ぐことができるので、さらに長持ちしますよ。

ただ加糖や果肉入りのヨーグルトはカビが生えやすくなったり、果物が傷んだりするので2,3日で食べきるようにしましょう。

ヨーグルトは腐るとどうなる?

市販のヨーグルトの場合

ヨーグルトは冷蔵庫できちんと保存していれば理論上は腐ることはないのですが、それでも腐る場合があります。

それはヨーグルトのパッケージによるものです。

未開封のヨーグルトの賞味期限は多くのメーカーの場合に2週間程度を目安として安全に設定しています。

ただしパッケージは雑菌が入りにくいビンではなく、紙でできているものがほとんどです。

メーカーは2週間程度で賞味期限を設定しているのですから、最低限2週間+α(アルファ)長持ちすれば良いわけです。

何か月も保存している設定で作っていませんから、期限が過ぎてもずっと保存していると、目に見えない穴から空気が入る可能性が高くなります。

空気が入ると腐りやすくなるのは雑菌というよりもカビが生えやすくなります。

この場合は見た目、黒いポツポツとしたもの(雑菌)が見えますし、ニオイも臭いので、明らかに食べてはいけないとわかります。

手作りヨーグルトの場合

カスピ海ヨーグルト

最近はカスピ海ヨーグルトなど手作りヨーグルトが再ブームになっていますね。

栄養満点の牛乳を40℃前後で10時間近く放置するので、ちゃんとした手順を守らなければ腐る危険が高いですし、ヨーグルトの種菌を何回か繰り返し使用すると、雑菌が入りやすくなります。

特に発酵過程で腐った場合、明らかに見た目が違います。

具体的には固形成分が下のほうに沈んでいて、その上にホエーが分離しています。

市販のヨーグルトが発酵したと同じようにある程度であれば全然問題ないのですが、腐っている場合は異常なほど分離しています。

全体の1/3くらいの層がホエーになっていたりするため、その場合は腐っている可能性が高いです。

また、沈んでいる固形成分もヨーグルトのような粘りがなく、いつものヨーグルトとは違います。

腐っているときの味は酸っぱい?それとも酸っぱくない?

乳酸菌は発酵の過程で乳酸を作り出します。

ヨーグルトのさわやかな酸っぱさは、この乳酸によるものです。

一方で雑菌は乳酸を出さないので、

ヨーグルトが腐っている場合は酸っぱくありません。

一般的に食べ物が酸っぱくなると、腐っていると思ってしまいますよね。

しかし、ヨーグルトの場合は酸っぱくなってない方が、乳酸菌以外の雑菌が繁殖している可能性が高いです。

そのため、見た目ではわからない場合は少し味見をして酸味があるか確認しましょう。

いつも食べている手作りヨーグルトの味よりも酸味が少ない場合は腐っている可能性があるので食べないほうが良いです。

また苦みを感じたり、悪臭を感じた場合も食べるのはやめましょう。

賞味期限切れ後のヨーグルト活用法

賞味期限切れのヨーグルトをある程度の期間であれば食べることが可能だとわかっても、やはり食べるのは抵抗があるという方もいらっしゃると思います。

そこでそのまま食べる以外の活用法について紹介します。

①料理に使用する

加熱料理に使用するようにしましょう。

おすすめはカレーです。

小さなお子さんがいるご家庭では甘いカレーを作りたいですが、旦那さんが辛いのが食べたいとなると面倒ですよね。

その場合はカレーの中辛にハチミツとヨーグルト入れてお子さんが食べやすいようにしましょう。

ただ一度にたくさん入れると酸っぱくなる場合があるので、少しずつ足していってください。

そしてもう一つはパンケーキ(ホットケーキ)です。

ミックス粉に卵と先にヨーグルト入れて、これだけで足りなそうな場合は少し牛乳を加えます。

②美容用として

ヨーグルトはビタミンB群が豊富で、細胞に働きかけて新陳代謝を促進したり、ニキビを抑制する働きもあります。

おこでおすすめなのがヨーグルトパックです。

ヨーグルトパックもいろいろな方法がありますが、ここではテレビ番組(ヒルナンデス)で紹介されていたものを紹介します。

  • ヨーグルトココアパック

たった2週間で肌年齢が21歳も若返った人もいました。

【作り方】

ヨーグルト(大さじ1杯)に無糖ココア(小さじ1杯)を混ぜて顔に塗り5~10分放置します。

これだけでお肌にハリとツヤが出ます。

  • ヨーグルトはちみつパック

ヨーグルトに含まれる乳酸が毛穴の黒ずみをとり除き、はちみつのビタミンAが皮膚の新陳代謝を促進してターンオーバーを活性化します。

またビタミンB12がコラーゲンの生成を促進する効果があります。

【作り方】

ヨーグルト(大さじ2杯)とはちみつ(大さじ1杯)、小麦粉(適量)を混ぜて顔に塗り、10分程したら洗い流します。

※小麦粉はヨーグルトが垂れないようにするために使用します。

この他にも緑茶、日本酒、きなこなども効果があるようですので、いろいろと試してみてくださいね。

ただし、やりすぎは逆にテカテカになる場合もあるのでパックは毎日ではなく3日に1度位にしましょう。

  • ヨーグルトの化粧水

ヨーグルトの化粧水には

  • 毛穴の汚れ、黒ずみを取る
  • くすみを取り美白効果
  • ホエイによる美肌効果
  • 角質の新陳代謝健全化によるアンチエイジング

等に効果があると言われています。

【作り方】

ヨーグルト(大さじ1~2)とミネラルウォーター(100ml)、日本酒(小さじ1杯、防腐目的)を混ぜるだけです。

洗顔後にコットンに付けて肌を軽くなぞった後で乳液やクリームで保温します。

保管する場合は冷蔵庫に入れて、できるだけ早めに使い切ってください。

まとめ

未開封のヨーグルトは基本的には腐ることがありません。

そのためきちんと冷蔵で保管していれば1週間や2週間程、もしくは1か月程度賞味期限が過ぎていても食べることは可能です。

ただし、数か月となると、市販のヨーグルトのパッケージがそれくらいまで持つように頑丈にはできていないので、見えないすき間から雑菌が入り、カビが生えやすくなるので、いつまでも大丈夫とは言えません。

また賞味期限が過ぎるに発酵が進むにつれて酸味が強くなり、食べづらくなります。

それを考えると賞味期限が切れてから1~2週間程度で食べきるようにしましょう。

開封したヨーグルトは取り扱いに注意してきちんと冷蔵保存すれば数週間はもつ場合がありますが、知らないうちに雑菌が入っている場合もあるので、メーカーで言っているように「早めに」とか「2,3日程度」で食べ切ったほうが良いです。

またヨーグルトが腐っているのはカビが生える以外に、酸っぱくなるのではなく、逆に酸味が通常よりも少なくなります。

その場合は腐りかけている可能性があるので、捨てるようにしましょう。

ただしこれは無糖のプレーンヨーグルトです。

加糖や果肉入りの場合は腐りやすいので、賞味期限が切れてから1週間程度であれば問題ありませんが、それ以降はあまりおすすめできません。

見た目は大丈夫そうでも心配という場合は加熱料理に使用しましょう。