カスピ海ヨーグルトはその昔大ブームになった時期もありましが、その後はほとんど見かけなくなった時期もありました。ですが、最近では、カスピ海ヨーグルトの美容効果や健康への効果や効能が再認識されてきています。

今回はカスピ海ヨーグルトの作り方や種菌の植え継ぎ方、保存方法などを中心に詳しく紹介します。

カスピ海ヨーグルトの手作り方法

種菌(ヨーグルトの一部)に牛乳を混ぜるだけでカスピ海ヨーグルトが手軽にできるので、手作りヨーグルトをもう一度、または新たに挑戦してみたいと考える人は多いのではないでしょうか?

市販のカスピ海ヨーグルトは種菌になる?

手作りの際に問題になるのが種菌ですね。現在スーパーではカスピ海ヨーグルトを扱うお店が増えてきています。ではそこから一部種菌として残しておけば良いのかというと市販のカスピ海ヨーグルトの商品本体に

「本品を種菌としてご使用されますと、菌が弱りうまく出来ない可能性がありますのでおすすめできません。」と書いてあります。

これでは種菌として使用しても上手にできない可能性が高いです。

実際に市販のカスピ海ヨーグルトは本来のカスピ海ヨーグルトと比べると粘り気がなく、やはり本物とは違う感じがします。(あくまでも個人的な意見ですが)

とは言っても昔のようにご近所の方に種菌もらうのも雑菌の問題やそもそも種菌くれるような人は近所にいないという方がほとんどですね。

そこでおすすめなのがフジッコの「カスピ海ヨーグルト手づくり用種菌」です。

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通常の種菌と違いこちらは袋に入った粉末の種菌なので雑菌の心配がなく安心して作れるのが良いですね。

それでは作り方を紹介します。

カスピ海ヨーグルトの作り方とポイントについて

まずは動画です。

用意する物

  • フジッコの粉末種菌1包
  • 牛乳500ml
  • 熱湯消毒したフタ付きの容器
  •  熱湯消毒したスプーン

容器やスプーンは雑菌の繁殖を抑えるために必ず熱湯で消毒したものを使用しましょう。

また牛乳は冷蔵庫で冷やしたものでなく、作る前に冷蔵庫から出して常温で一定時間置き、牛乳の温度を25℃前後にすることが上手にカスピ海ヨーグルトを作るコツです。

作り方

容器に牛乳を半分(250ml)入れる
粉末種菌1包を①に加えスプーンで良くかき混ぜる
残りの半分の牛乳を入れて混ぜる
しっかりフタをして常温(適温27℃)で発酵させます。

発行時間の目安としてフジッコでは

  • 夏は12~48時間
  • 冬は24~72時間

となっていますが、

何回か作ってみて25度~27度位でしたら24時間でヨーグルトにちゃんとなっていました。暑い時期で部屋の温度が30℃以上ある場合はもう少し早くヨーグルトになると思います。

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カスピ海ヨーグルトの植え継ぎと保存方法

カスピ海ヨーグルトができたら次は植え継ぎをして増やして食べましょう。できたばかりのヨーグルトの種菌に牛乳を加えるだけなので簡単ですし経済的ですね。

カスピ海ヨーグルト植え継ぎ方法

用意するもの

  •  ヨーグルト(種菌)大さじ3杯
  • 牛乳:500ml
  •  熱湯消毒したフタ付きの容器
  • 熱湯消毒したスプーン

ヨーグルトと牛乳の割合1:10で混ぜるようにしましょう。

作り方

① 先程作ったヨーグルトの真ん中あたりをスプーンですくいとり、別の容器に入れる
② 牛乳を入れてかき混ぜる
③ フタをして常温(27℃)で6~24時間発酵させて固まればできあがり

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【注意点】
最初に作ったヨーグルトから植え継ぎしてヨーグルトを作る場合は2~3日以内に作るようにしましょう。

冷蔵庫で冷やす前に作ることも可能です。

ただ毎回作るのが面倒という方はこちらのカスピ海ヨーグルトが種菌と牛乳パックで簡単に作ることができるヨーグルトメーカーをおすすめします。

カスピ海ヨーグルトの種菌と牛乳パックで簡単に作ることができる「ヨーグルトメーカー」がおすすめです!

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この商品の特徴は

  • デザインがシンプルで使いやすい
  • 牛乳パックを使ってヨーグルトを作るので煮沸掃除がいらない
  • カスピ海ヨーグルトモードがある

牛乳パックにカスピ海ヨーグルトの種菌を入れて、「カスピ海ヨーグルト」のボタンを押すだけでできます。これにより、5~10時間程度でできあがるので時間も短縮できます!

カスピ海ヨーグルト以外にもプレーンヨーグルト、飲むヨーグルト1000ml、飲むヨーグルト500ml、R-1ヨーグルト、甘酒、塩麹、納豆も作ることが可能です。

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カスピ海ヨーグルトの種菌の替え時期と冷凍保存について

フジッコのカスピ海ヨーグルトの商品ページでは

植え継いでいくと菌は弱ってきますので、おすすめは1ヶ月毎最低でも3ヶ月毎に新しい菌に取り替えましょう。

と書いてあります。

ずっと使えないのか~」と思った方もいるかもしれませんね。

そんな方には冷凍保存をおすすめします。

今使っている種菌が弱ってきた時の予備の種菌として、氷を作る時の入れ物(製氷皿)に冷凍保存しておくと、冷凍庫の環境にもよりますが数ヶ月から長ければ1年は持ちます。

解凍する時には自然解凍にしてください。

カスピ海ヨーグルトが再び注目された理由

以前カスピ海ヨーグルトの人気がピークの時は「健康に良い!」「ダイエットに最適!」などテレビや雑誌で取り上げられ、賞賛する声が多かったです。

ですが、次第にカスピ海ヨーグルトを食べたら、

  • 腹が痛くなった
  • 「下痢をした

などの情報が広まり次第に人気が落ちていきました。

原因としては、もともとお腹や胃腸の弱い人がヨーグルトを食べてお腹が痛くなった場合と、種菌を何回も使用していくうちに
雑菌が入りやすくなり、それが原因でお腹を壊す人が実際に出たためだと言われています。

前者の理由であれば問題ないのですが、雑菌の問題はやはり食べる方に大きく影響したようです。

その後はお店でも見なくなりましたし、数年の間話題にものぼらなかったですが、2,3年前からカスピ海ヨーグルトが再注目されるようになりました。

その理由はカスピ海ヨーグルトの乳酸菌のクレモリス菌FC株です。

ヨーグルトの乳酸菌の種類はたくさんありますが、カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌FC株は生きて大腸まで届く乳酸菌です。

多くの乳酸菌は小腸で消化・吸収され、ほとんど大腸まで届きません。

大腸の中で悪玉菌が多くなり、腸内環境が悪くなると大腸がんや潰瘍性大腸炎などの病気になる可能性が高まると言われています。

腸内環境を改善するには大腸に多く存在する善玉菌の最大勢力あるビフィズス菌を活性化させる必要があり、そのビフィズス菌の働きをサーポートして大腸まで届くカスピ海ヨーグルトの乳酸菌が必要となります。

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カスピ海ヨーグルトに期待される効果や効能

  • 免疫力アップ
    かぜやインフルエンザなど病気にかかりにくくなり、かかったとしても軽い症状ですむ
  • アレルギー体質の抑制
    (花粉症・アトピー性皮膚炎など)
  • 整腸作用・便秘解消
  • 美肌効果
  • 生活習慣病の改善

などの効果が期待されています。

これらの理由で最近ではスーパーにも並ぶようになり手軽に食べられるようになりました。

ただカスピ海ヨーグルトは他のヨーグルトと比べると値段が少し高いので、種菌を利用して手作りをするほうが経済的です。

カスピ海ヨーグルトの詳しい効果効能は「カスピ海ヨーグルトの効果効能がスゴイ理由!注目の乳酸菌であるクレモリス菌FC株の特徴は?」をご覧ください。

まとめ

一般的にヨーグルトには整腸効果があり便秘解消に効果があると言われていますね。

カスピ海ヨーグルトの効果や効能は整腸作用以外にも

  • 美肌効果
  • アレルギーを抑制
  • 生活習慣病予防
  • 免疫力を上げる
    などが期待されています。

多くのヨーグルトに含まれる乳酸菌が大腸まで届きませんが、カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌FC株は大腸まで届きます。

今までヨーグルトを食べても効果が実感できなかった人はぜひ一度カスピ海ヨーグルトを2週間程度試してみてください。

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