ペットボトルの水賞味期限はあまり気にする人はいないかもしれませんが、ミネラルウォーターにも賞味期限がついているのをご存知ですか?

水は腐らなく味も変わらない印象がありますが、なぜ「賞味期限」が付いているのでしょうか?

また、期限が過ぎると水はどのような状態になるのかも気になりますね。

災害用にペットポトルの水を備蓄している家庭もいるので、ここで「水の賞味期限」についてきちんと理解をしましょう。

今回は

  • 賞味期限切れの水はいつまで飲んで大丈夫か?
  • 水は腐る?
  • 開封した場合の賞味期限は?
  • 期限が切れた水の使い道
  • 災害用に備蓄する水はどれくらい必要か?

などペットポトルの水について詳しく紹介します。

賞味期限切れのペットポトルの水はいつまで飲める?

まず賞味期限の正しい意味はおわかりですか?

※わからない方は詳しくは賞味期限と消費期限の違い!期限がない食べ物や期限切れの食べ物はいつまで平気・・・で確認してくださいね。

一般的な食品の賞味期限は簡単に説明すると「おいしく食べられる期間」です。

そして消費期限は「安全に食べられる期間」なります。

この場合はペットボトルの水なので「おいしく飲める期間」が賞味期限となります。

ということは賞味期限の場合は「安全」ではなく、「おいしく」なので、期限が過ぎても味が落ちたとしても飲むことは可能です。

そして賞味期限に関しては多くの食品メーカーで余裕をもって設定しています。

500mlのペットボトルの水は1年くらいに設定しているメーカーが多いので、保存状態が良ければ1か月程度過ぎても味はそれほど変わりません。

ただ疑問に思うのが

ペットボトルの水は未開封であれば、いつまでもおいしく飲めるし、腐らないのでは?

ではないでしょうか。

まずペットボトルの水が腐るかどうかですが、きちんと保管をしていれば「基本的にはペットボトルの水は腐りません。」

ですが「期限が切れて水がおいしくなくなる」理由はペットボトルの容器に原因があります。

ペットボトルは開封しなければ空気雑菌も全く入らないと思うかもしれませんが、実は長期にわたり保管をしていると容器が劣化してわずかに気体(空気や匂いなど)を透過する可能性があります。

衛生的には問題がないのですが、周りにニオイのついた物があった場合にペットボトルの容器を通して匂いが水についてしまうこともあり、味と風味の部分で美味しく飲むことができない場合があります。

つまりペットボトルの水は味と風味を問題視しなければ理論上はいつまでも飲むことは可能です。

※ただし、賞味期限が切れてから何年も経つとペットボトルが劣化して 傷ができ、そこから菌が繁殖する可能性があるので絶対に安全だとは言い切れません

ペットボトル内の水が減る?

ペットボトルは完全密封されているように見えても、わずかに空気を通す性質があるため、水が少しずつ蒸発して容量が減ってしまいます。

内容量が減ってしまうと「計量法」という法律にひっかかり、500mlのペットボトルの場合、容量の2%にあたる10mlが減って490mlになると規定違反となり販売できなくなってしまいます。

その「販売可能な10mlが蒸発するまでの期限が約2年」とされているため、それに合わせて賞味期限を設定しているメーカーもあります。

※計量法:物品が適正な量を保って販売されるよう定められた法律

開封後のペットボトルはいつまで飲める?

未開封であれば、容器に傷が入ったりしない限りは賞味期限が切れても問題なく飲めますが(味は保証しません)、開封したらどれくらいの期間で飲み切ったほうが良いのでしょうか?

実はかなり早く飲み切らないとダメです。

ペットボトルの水の賞味期限は未開封の状態でのことです。

開封した場合は賞味期限以内でも保存の方法に注意する必要があります。

開封後のペットボトルの水を常温で保存する場合の保存期間の目安は実は1日程度しかありません。

空気に触れることで雑菌が入りやすくなります。

またペットボトルに直接口を付けて飲むとさらに雑菌が増えやすくなるので、できるだけコップに入れて飲むようにしましょう。

冷蔵保存した場合でも、なるべく1週間以内に飲み切るようにしてください。

賞味期限切れのペットボトル水の使い道

ペットボトルの水の賞味期限が切れてしばらく経っても、ニオイや風味だけなら別にそんなに気にする必要がないのでは?」と思うかもしれません。

ですがニオイや味がある飲み物と違って、もともと水は無味無臭が当たり前の状態なのでニオイがついて風味が変わるとおいしくありません。

またペットボトルの保管状態や目に見えない程度の傷があったりすると、そこから雑菌が入る場合もあるので、洗濯やトイレ、お風呂の掃除、または植木などに使用するのが良いでしょう。

ですが「せっかく飲料水として買ったのに、そんな使い方はもったいない」という人は沸騰させてカップラーメンやコーヒーに入れたり、みそ汁などの料理で使用すればそれほど匂いが気にならなくなります。

その時の状況に応じて使い分けてください。

災害に備えてペットボトルの水はどれくらい量が必要?

ペットボトルの水は災害に備えて用意している家庭も多いですね。

では実際に災害が起こった時にどれくらいの用意が必要なのでしょうか?

一般的に人は1日に3リットル近く使用します。(一人分)

そして最低でも3日分必要と言われていますので、

1人の場合で9リットル以上は用意しておきましょう。

例えば4人家族の場合は36リットルとなりますので、2リットルの水が18本程度必要となります。(あくまでも最低本数なので、安全のためにもっと用意しても構いません)

地震や大雨で土砂崩れなどで水道が止まると突然水が必要になります。

ぜひ今のうちから用意しておきましょう。

おすすめの非常災害備蓄用ミネラルウォーター

コンビニやスーパーで販売しているミネラルウォーターは賞味期限が1年程度の商品が多いですが、非常用の災害備蓄用のミネラルウォーターのペットボトルの容器は素材が固く分厚く、外部のにおいをシャットアウトしてくれるので、賞味期限が3年、5年と長い商品が多いです。

おすすめはこちらの5年保存水です。

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まとめ

ペットボトルの水にも賞味期限がついていますが、賞味期限は「おいしく飲める期間」ですので、過ぎた場合でも1年間の賞味期間がかる水でしたら、きちんと保存していれば1,2か月くらい過ぎてもおいしく飲むことは可能です。

またペットボトルの水は加熱殺菌やろ過しているので、未開風であれば雑菌が繁殖して水が腐るという可能性はほとんどありません。

ただペットボトルの劣化によってニオイや風味などの品質の劣化の可能性があるため各飲料メーカーは賞味期限を設定しています。

その他にもペットボトルは完全密封されているように見えても、わずかに空気を通す性質があるため、水が少しずつ蒸発して容量が減ってしまいます。

内容量が減ってしまうと「計量法」という法律にひっかかる可能性があるので、そのために賞味期限を設定しているところあります。

気を付けたいのは目に見えないくらいの傷があり、そこから雑菌が繁殖する場合です。

またニオイがついた水も結構飲みにくいので沸騰させて料理などに使用しましょう。

(雑菌が気になる人は掃除などに使用)

災害備蓄用の水は最低でも3日分は置いていたほうが良いので、1人1日3リットル使うとなると9リットル(1人分)用意してください。

霧島湧水 5年保存水 備蓄水 2L×12本 非常災害備蓄用ミネラルウォーター(アマゾン)

災害にあってからでは遅いので今のうちからしっかりと用意しましょう。