お肉は腐りやすいので、気がついたら消費期限が切れていたことが多いのではないでしょうか?

その時にあなたはすぐにその肉を捨てていまか?

また食べきれないお肉は冷凍保存する人も多いですが、その場合はいつまで大丈夫なのかご存知でしょうか?

牛・豚・鶏の肉の種類の消費期限の違いやひき肉、スライス肉など形状の違いでも期限が変わるのかなど、肉の消費期限について詳しく紹介します。

肉は消費期限と賞味期限どっち?

賞味期限と消費期限の違い

食べ物には賞味期限消費期限が表示されますが、その違いはおわかりですか?

※わからない方は詳しくは賞味期限と消費期限の違い!期限がない食べ物や期限切れの食べ物はいつまで平気・・・をご覧ください。

一般的な食品の賞味期限は簡単に説明すると「おいしく食べられる(飲むことができる)期間」です。

そして消費期限は「安全に食べられる期間」なります。(基本は5日以内です)

つまり賞味期限は「おいしく食べられる」なので期限が過ぎても、「おいしくはないかもしれないけど食べられる」ということです。

一方で消費期限は過ぎると「安全に食べられない=危険」という意味になるので、基本は食べてはいけないということになります。

肉の場合はチルドや冷蔵だと、短いものは当日、長くても4日くらいしか長持ちしないため「チルド・冷蔵肉は消費期限」になります。

消費期限が切れた肉は食べられない?

では期限が切れたら全く食べてはいけないのでしょうか?

消費期限のお肉には日付だけでなく、時間も書いてあるものもあります。

この時間が過ぎた場合、全く食べることができないのかとうと、そうではありません。

消費期限を設定する場合、実際に安全に食べられる期間が検査によってわかった場合、安全性を高めるために7割くらいで消費期限を設定します。

つまり5日間安全に食べられる食べ物でも消費期限は3日で設定するということです。

実際に以前勤めていた食品会社でもそのように設定していました。

ということは牛肉や豚肉に関しては1日くらい過ぎたくらいでは腐ることはありません。

ただし後で詳しく紹介しますが、牛や豚のひき肉や鶏肉は痛みやすいので過ぎたら半日以内に食べることをおすすめします。

肉が腐っているの判断は?

①手で触ってぬめりや粘りがあるか?

②変色していないか?(緑、茶、黄色)

③変なニオイがしないか?(腐敗臭)

この3つを確認してください。

もちろんカビが生えていても食べられません。

冷凍肉の賞味期限が切れたらいつまで平気?

一方でネットなどで販売している肉は冷凍が多いです。

この場合は-18℃以下で保存していて、チルドよりも長い保存期間があるため、「冷凍肉は賞味期限」となります。

本来-18℃以下で保存をした場合は菌が繁殖しないため腐りません。

アイスクリームは-18℃以下で保存して劣化しないので賞味期限がありません。

それなら冷凍肉も冷凍庫に入れて-18℃以下であれば、賞味期限は必要ないのでは?」と思うかもしれませんね。

ですが長期間冷凍保存した肉は食感が悪くなり、風味や味も悪くなります。

その原因は「冷凍焼け」です。

冷凍庫内は乾燥しているため、長期間冷凍すると水分が抜けてしまうことが多いです。

もしラップで包んだ冷凍肉に霜がついていた場合、それは肉から抜けた水分が凍ったものです。

そうなると肉はパサパサになって味がおいしくなくなります。

さらに、水分が抜けて肉の中に空気が入り込むと、タンパク質が変化したり脂質が酸化したりして味がない状態になります。

また、家庭の冷凍庫は開け閉めが多いと-18℃以下で保存できていない場合もあるので、劣化するのも早いと言われています。

このような理由から冷凍肉は長期間保存するとだんだんとおいしくなくなるため賞味期限が設定されています。

通常は2~3週間以内に食べるようにしましょう。

もちろんそれ以上過ぎて半年や1年経っても、-18℃以下で保存していればおいしくはありませんが食べることはできます。

冷蔵肉の消費期限と正しい肉の保存方法

①牛・豚の薄切り・こま切れ肉

  • 消費期限:チルド室で3~4日

炒め物やしゃぶしゃぶなどのゆで調理をはじめ、幅広い料理で使用される薄切り・こま切れ肉。

保存の際は表面の水分をふき取り、ラップに包みましょう。

冷蔵なら低温のチルド室の方が適しています。

冷凍保存の場合

スーパーで買ったまま(トレーに入ったまま)の肉を冷凍してはいけません。

薄切り・こま切れにされている肉は表面積が大きく、空気に触れやすい特徴があります。

酸化したり、空気中の雑菌やカビが入り込んだりしやすいので、買ってきたらトレーから出しましょう。

そしてラップに使いやすい分量を広げてのせ、ぴっちりと包み、さらに冷凍用保存袋に入れます。

②牛・豚の厚切り・角切り肉

  • 消費期限:チルド室で3~4日

ステーキやとんかつ、カレーなどでよく使われる厚みのあるカット肉は、食べ応えがあり、肉汁もたっぷりです。

肉ならではのおいしさを損なわないように保存する場合は、ラップで密閉するのが基本です。

冷凍保存の場合

また厚みのある肉は中心まできちんと凍るのに時間がかかります。

そこで、ラップで包んだ後、その上からアルミホイルで包んで冷凍すると、温度が伝わりやすく凍結が早まります。

注意

解凍するときには出る水分がドリップです。

うま味や栄養成分も含まれているので、肉から流れ出るのを防ぐのが大切です。

電子レンジなどで急速に、完全に解凍するとドリップが出るので低温(冷凍庫)で時間をかけるようにしましょう。

③牛・豚・鶏のひき肉

  • 消費期限:チルド室で1~2日

ひき肉は肉を細かく切ったり、すりつぶすなどをする加工の分、時間が経っている肉です。

そのため生のままなら購入日、もしくは翌日までに使い切るのが原則です。

トレーに入ったそのままの状態で冷蔵保存はダメです。

ミンチになった瞬間から多くの空気に触れているため、雑菌が繁殖しやすい状態です。

すぐに使わずに保存する場合は買ってすぐに1回に使う量に小分けしてラップですきまなく包み、できればチルド室に入れるようにしましょう。

冷凍保存の場合

冷凍用保存袋に薄く平らに入れ、箸などで1回分の筋目をつけて冷凍すると便利です。

揚げる直前まで調理したコロッケやゆでた鶏つくねの冷凍なら1か月保存できます。

④鶏もも・むね肉

  • 消費期限:チルド室で1~2日

ジューシーなもも肉は焼き鳥やフライドチキン、クセのないむね肉は棒棒鶏(バンバンジー)や照り焼きなどで使用しますね。

保存する場合は鶏肉表面の水気をふき取ってからラップで密閉してチルド室で、なければ冷蔵室に入れるのが基本です。

冷凍保存の場合

買ってきたままの状態で冷凍すると臭みが出たり、血がついていることもあるので冷水でサッと洗います。

それから余計な脂を包丁を使って取り除き、(料理)酒を少々ふって5分ほど置いてからペーパータオルで水気を切ってラップに包むと、冷凍後に臭みが気にならなくなります。

⑤鶏手羽肉

  • チルド室で消費期限:1~2日

唐揚げや煮込み料理などで使われる鶏の手羽肉は、タンパク質の一種であるコラーゲンが豊富に含まれています。

皮の表面に透明感があり、毛穴が盛り上がって目立っているものほど新鮮です。

買ってきたら冷水でよく洗い、水気を切って、ラップで包んで冷蔵庫にいれましょう。

冷凍保存の場合

鶏肉の中でも傷みやすい部分です。

すぐに食べないときは冷凍するのがおすすめですが、冷水で洗わないでそのまま保存すると解凍後に気になるにおいが発生します。

冷凍する際は酒を少々ふって5分ほど置き、水分をペーパータオルなどでふき取ってラップに包んで冷凍庫へ。

解凍後のにおいを抑えることができます。

⑥鶏ささみ

  • 消費期限:チルド室で1~2日

鶏ささみはむね肉に近い部分にある肉で、形が笹の葉に似ていることが名前の由来です。

くすみがなく、つやがあって、透明感あるものを選ぶようにしましょう。

中央にある筋は包丁で取り除くと口当たりがよくなります。

鶏肉の中でも、ささみは最も水分を豊富に含む部位の一つなので、傷みやすい性質があります。

冷蔵で保存する場合はトレーから取り出し、1本ずつラップに密着させて包み、保存袋に入れてチルド室に入れましょう。

温度が少し高い冷蔵室だと悪くなる可能性もあります。

冷凍する際も手順は同じです。

薄切りにしたしょうがを入れた熱湯でゆで、裂(さ)いて冷蔵保存をすると長持ちします。

⑦牛・豚・鶏のレバー

  • 消費期限:買ったその日

牛・豚・鶏の内臓で最も入手しやすく、一般的に食べれるのがレバーです。

鮮度がいいものは鮮やかな赤色で、プリプリとした弾力を備えています。

白っぽくなっているののものは避けるようにしましょう。

持ち帰ったらすぐに水洗いをして、1時間ほど水に浸して血抜きをしないと臭みが出ます。

途中で水を1,2回替えるのも忘れないようにしましょう。

レバーそのものに血の塊が混じっているときは取り除くようにしてください。

その日のうちに食べ切るのが原則ですが、血抜きした後に焼肉のたれに漬け込んで味付けしたものを、汁ごと保存袋に入れて、冷凍することもできます。

その場合は1、2週間以内に食べるようにしましょう。

長持ちする冷蔵保存の方法

冷蔵の肉を冷凍に保存するときは説明したようにラップですきまなく包んで保存しますが、この場合の賞味期限は3週間から長くて1か月です。

これよりも冷凍で長持ちさせる方法があります。

①冷蔵肉に味付けする

しょうが焼き用のたれや塩こうじなどで味付けしてから冷凍保存するとさらに1週間程度保存期間が伸びます。

②加熱調理してから冷凍する

ハンバーグや唐揚げなど肉料理は加熱せずに冷凍庫に入れるよりも、加熱調理してから冷凍したほうが長持ちします。

また冷凍する肉は薄くて小さいほうが早く解凍できるのと、うま味成分がたっぷり含まれているドリップも少ないので、おいしく食べられます。

まとめ

冷蔵肉は消費期限で冷凍肉は賞味期限です。

消費期限は安全に食べられる期間なので、基本は過ぎたら食べてはいけません。

ですが、メーカー側で余裕を持って消費期限を設定しているので、1日程度であれば問題ありません。

心配な場合は味、ニオイ、手触りで判断してから自己責任で食べてください。

冷凍肉は賞味期限なので、期限が過ぎても食べることができます。

冷凍肉の賞味期限は3週間から長くても1か月です。

期限が過ぎても食べることができますが、冷凍焼けや水分、うま味成分が出てしまうことが多く、味が落ちておいしくありません。

できるだけ期限内に食べるようにしましょう。

また鶏肉は牛や豚と比べると傷みやすく、腐りやすいので注意が必要です。

ぜひ大好きなお肉は正しく保存して、早いうちに食べるようにしてくださいね。