最近健康油がブームになっていますが、種類が多くてわかりにくくありませんか?
1本だけで良いのか何本か組み合わせたほうが良いのかなど不明な点が多いと思います。
そこで今回は食用油の種類の
- オメガ3・6・9オイルのそれぞれのおすすめ品
- 人気の中鎖脂肪酸オイル
- 健康に良いバター
- 今話題のオイル
など健康油の正しい選び方について紹介します。
オメガ3オイルのおすすめ品
不飽和脂肪酸の一種のオメガ3脂肪酸(αリノレン酸やDHA、EPA)は日本人が不足している成分です。
一家に一本は置くようにしましょう。
アマニ油のおすすめ品
アマニ油をまだ摂ったことがない人は少量のもので試してみましょう。
その場合は「ニップン アマニ油 」がおすすめです。
100gで683円とアマニ油の中では買いやすい価格ですし低温圧搾(コールドプレス)製法の商品です。
そしてアマニ油を購入経験があってより良い品質の商品を買いたいという人におすすめは
「有機JAS認定エキストラバージンフラックスシードオイル (アマニ油)」です。
低温圧搾(コールドプレス)製法はもちろんのこと
- ニュージーランドのオーガニック農園で栽培された亜麻の種を使用
- 有機(オーガニック)JAS認定
- 無添加・無精製・無漂白
とアマニ油の中でもとても高品質の商品です。
このアマニ油は一番しぼりです。
メーカーによっては多くの油を抽出するために複数回しぼる場合もありますが、それだと酸化しやすくなり、本来のアマニ油の効果を得ることができません。
一番しぼりの良質のアマニ油をぜひ食べてみてください。
JASオーガニック認定 エキストラ バージン フラックスシードオイル 有機 亜麻仁油 170g (アマゾン)
こちらは希少な国産アマニ油です。
北海道のビオクラ契約農場で栽培した亜麻を、丁寧に搾油することで高い品質を維持したアマニ油です。
えごま油おすすめ品
「国産えごま油」です。
この「純国産えごま油」の原料は島根県のえごまを使用し、製造ももちろん日本です。
しかも栽培から搾油まですべて島根県で行う地産地消商品です。
そして低温圧搾製法で作っているので栄養成分が損なわれていません。
黄金の油【島根県】 【奥出雲町】【低温圧搾一番しぼり】 純国産えごま油50g
「黄金えごま油有機100%」
こちらは有機(オーガニック)のえごま油です。
国産の原料ではありませんが
- 有機JAS認証
- アメリカ有機認証 USDA認証
- ヨーロッパ有機認証 EU 認証
と3つの機関の有機(オーガニック)認証を受けているので安心して購入できます。
有機栽培なので極力農薬や化学肥料を使用しないで育てたえごまを使用しているのがポイントです。
またJASなどのこの3つの期間は認証を得るのに厳しい審査に通らないといけないため原料は国産ではないものの、安心して食べられます。
国産えごま油の約半分の価格で内容量は倍あるので、品質の良いえごま油を安く購入したい人におすすめです。
黄金えごま油 有機 100% オーガニック100m(アマゾン)
オメガ3が豊富に含まれているはチアシードやヘンプシード、クルミなどごくわずかです。
グリーンナッツオイル(サチャインチオイル)のおすすめ品
「レインフォレスト」の「エキストラバージンオーガニックサチャインチオイル」です。
この商品は低温圧搾(コールドプレス)製法なのはもちろんのこと有機JAS認定ですので安心して購入できます。
有機JAS認定 エキストラバージン オーガニック サチャインチオイル 170gアマゾン購入はこちらから
この商品だけではなくグリーンナッツオイルは比較的どの商品を見ても低温圧搾製法のものが多いので、あとは有機(オーガニック)かどうかを確認して購入しましょう。
グリーンナッツオイルは炒め物でしたら加熱しても問題ありません。
これらのオメガ3オイルはどれも味やニオイとクセが強いです。
特にグリーンナッツオイルはクセが特に強いと実感しました。
そのまま飲めないようであれば、味の濃い食べ物にかけて食べると良いです。
ただサラダ油のように揚げたりすることができないのでサラダ油の代わりにはなりません。
αリノレン酸などオメガ3脂肪酸を摂るために1家に1本用意しましょう。
オメガ6オイルのおすすめ品
オメガ6オイルは摂らないほうが良い?
サラダオイルと同じオメガ6系のオイルには
- グレープシードオイル
- ごま油
- 菜種油
などがありますが、やはりこちらのオイルは摂らないほうが良いのでしょうか?
たしかにこれらのオイルにもリノール酸が多く含まれています。
そのため普段から脂質を過剰摂取している人にはおすすめできません。
ですがリノール酸は必須脂肪酸で食べ物で摂取する必要があります。
普段から食事に気をつけている人は低温圧搾(コールドプレス)製法であるオメガ6のオイルを選びましょう。
また、トランス脂肪酸の心配もないので安心してお使いください。
グレープシードオイルのおすすめ品
「チリ・アンデス産 グレープシードオイル」
こちらはグレープシードオイルの中でも数少ない低温圧搾(コールドプレス)製法です。
パッケージの上の方に「低温圧搾製法」と書かれています。
そのままサラダなどにかけても良いですし炒め物はもちろん、こちらは肌に塗って美容用にも使うことができます。
チリ・アンデス産 グレープシードオイル 460g(アマゾン)
「有機食用ゴマ油」
こちらは白ごまを原料としたゴマ油です。
白ごまは最近白髪や薄毛に効くと評判になっていますね。
原料は
- 有機JAS
- USDAオーガニック
- EUオーガニック認証
と3つの厳しい機関からオーガニック認証を受けています。
もちろんコールドプレス(低温圧搾)製法なので安心してお召し上がれます。
オメガ9オイルのおすすめ
オメガ9系オイルの特徴
不飽和脂肪酸のオメガ9の主要成分のオレイン酸は熱に強いので、炒め物・揚げ物にも使用できます。
オレイン酸は今注目の成分で健康維持に欠かせないため、病気の予防としてサラダ油の代わりにおすすめです。
オメガ9オイルは
- オリーブオイル
- アボカドオイル
- アーモンドオイル
- 米油
などがあります。
この中で一番人気があるのはオリーブオイルですが、その中で一番品質が良いのはエキストラバージンオリーブオイルです。
※エキストラバージンであれば低温圧搾(コールドプレス)と記載されていなくても高温加熱処理はしていないので大丈夫です。
ですが一方で偽物も出回っているので、本物を選ぶとなると一般人では難しいです。
一番簡単に本物とわかるのがコンテストで受賞したオリーブオイルがおすすめです。
オリーブオイルのおすすめ品
①「オロ デル デシエルト クパージュ」
OLIVE JAPAN2017年最優秀賞を受賞!
【生産地】:スペイン・アンダルシア州
【品種】:ピクアル、オヒブランカ、アルベキーナ
【味】:苦み4、甘み5、辛み4、フルーティー5、アロマの強さ5
※5段階評価です。
【オイルの特徴】:「若草のようなフレッシュな香りと際立つ苦み、辛みのバランスが抜群!」
スペインのアンダルシア州の日照時間はヨーロッパ最長クラス。
また周囲を山々に囲まれ冬の寒さは厳しいので、病害虫を自然に制御することができます。
そのようなオリーブ栽培に適した自然環境の中で、農薬や化学肥料を使わない有機栽培が行われています。
そして驚異的な新鮮さ「酸度0.1%」のオリーブオイルです。
枝から離れた瞬間から酸化が始まるオリーブの実ですが一社製造だから叶う、手摘みでの収穫と4時間以内の低温圧搾で、奇跡的な酸度が実現できました。
注文を受けてから瓶詰めして、フレッシュな状態で日本に空輸というこだわりようです。
②ゾットペラ社の「有機JAS認証エキストラバージンオリーブオイル」
イタリアシチリア産のオリーブオイルです。
1000年続くオリーブ農園で、平均樹齢450年の、希少な固有品種「トンダ・イブレア種」のオリーブを使用しています。
6年連続金賞以上を受賞しているので品質は間違いなしです。
有機JAS認証 エキストラバージンオリーブオイル ゾットペラ社[250ml](アマゾン)
有機JAS認証 エキストラバージンオリーブオイル ゾットペラ社([250ml](楽天市場)
アボカドオイルのおすすめ品
「オリバード・アボカドオイル・エキストラバージン」
アボカドといえばギネスに乗るほど栄養価が高い食べ物です。
それを原料としたオイルですから健康に良いは間違いなしです。
添加物、化学処理の一切無い100%ナチュラルでコレステロール・トランス脂肪酸ゼロの植物油です
一般的なオリーブオイルと比較して、
- 抗酸化作用の強いビタミンEが約2.5倍
- コレステロールの体内吸収を防ぐ植物ステロールが約3倍
多く含まれています。
味もクセがないため、オリーブオイルの味やニオイが苦手という人にもおすすめです。
Olivado(オリバード) アボカドオイル エキストラバージン 250ml
このようにオメガ9系オイルは炒め物と揚げ物どちらも使用できます。
αリノレン酸などのオメガ3系脂肪酸はほとんど含まれていないので、
オメガ3系オイル1本とオメガ9系オイル1本を使えばそれで十分です。
飽和脂肪酸オイルのおすすめ品
飽和脂肪酸は摂ってはダメ?
以前は動物性のバターなどの油は植物性のサラダ油よりも健康に悪いと言われていました。
ですが今では適量であれば健康に良いと言われています。
むしろサラダ油よりも健康的です。
バターのの80%以上は乳脂肪でできています。
乳脂肪は食用油脂の中でも最も消化吸収が良く、効率的にエネルギ―に変えることができます。
そして飽和脂肪酸を細かく分けると
- 長鎖脂肪酸
- 中鎖脂肪酸
- 短鎖脂肪酸
この3つに分けられますが、
最近は中鎖脂肪酸が注目されていて、
- ココナッツオイル
- MCTオイル
などがダイエットに良いと注目されています。
バターのおすすめ品「グラスフェッドバター」
ただバターの質もピンキリで、良質な生乳から作ったバターとそうでないバターには大きな差があります。
そのバターの中で最高級なのがグラスフェッドバターです。
グラス(牧草)フェッド(与える)という意味で草を食べて育った牛の乳から作ったバターです。
日本だけでなく、外国でも牛は牧草だけではなく、コーンなどの穀物を与えていることが多いです。
穀物を与えることで早く大きくなり、牛乳もたくさん摂れるという良い点があります。
ですが、そのエサが遺伝子組み換え作物である場合が多く、さらにその作物が農薬や化学肥料を使用しているなどの問題もあります。
エサが牧草だけのグラスフェッドビーフから取れた乳はそんな心配はありません。
グラスフェッドバターには
- 日本産
- フランス産
- ニュージーランド産
などがありますが、生産量が多いのがニュージーランド産で価格も一番安いのでおすすめです。
「ウエストゴールド グラスフェッドバター1㎏」
私も利用しているバターです。
ウエストゴールド・ グラスフェットバター無塩1㎏(アマゾン)
ですがバターだと炒め物には使用できますが、揚げ物には使用できません。
なかほら牧場グラスフェッドバター
国産のグラスフェッドバターがほとんど流通していない中で唯一購入できるのが「中洞(なかほら)牧場のグラスフェッドバター」です。
岩手県下閉伊郡岩泉町にあるなかほら牧場は山地(やまち)酪農です。
テレビなどで紹介されて欠品中であることが多いです。
《発送:1月以降》なかほら牧場のピュアグラスフェッドバター〔100g:紙包装〕
「ココナッツオイル」
ココナッツオイルも飽和脂肪酸の食用油ですが、その飽和脂肪酸の中でも脂肪を蓄積しにくい成分であるとして近年注目を集めている中鎖脂肪酸のオイルです。
常温の状態では固体ですが、熱を加えると液体になるので、揚げ物にも利用できます。
ココナッツオイルも質の悪い商品が出回っているので、必ず最高品質のエクストラバージンココナッツオイルを選ぶようにしましょう。
おすすめは
「レインフォレストハーブ 有機JASオーガニックバージンココナッツオイル」です。
このエキストラバージンココナッツオイルは
- 日本有機栽培認定食品(有機JAS)
- 米国有機栽培認定(USDA organic)
- ヨーロッパ有機栽培認定
3つの厳しい機関から認定を受けているので安心です。
レインフォレストハーブ 有機JASオーガニックバージンココナッツオイル 500ml 1本
MCTオイルのおすすめ品
MTCオイルとグラスフェッドバターをコーヒーに入れて飲むダイエット「バターコーヒーダイエット(完全無欠ダイエット)」で注目されたオイルです。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が6割りほどですが、MCTオイルは100%中鎖脂肪酸のオイルです。
中鎖脂肪酸は
- 健康な人には体重維持のため
- 太りぎみの人にはダイエットのため
- 赤ちゃんにはエネルギー補給のため
- お年寄りには認知症
といった特徴があります。
おすすめは
仙台勝山館のMCTオイルです。
MCTオイルはココナッツオイルとパーム核油と2つありますが良質で貴重なオイルはココナッツオイルです。
仙台勝山館はココナッツオイル100%です。
仙台勝山館 MCTオイル 360g <ココナッツベース100%>
今話題の注目のオイル
①カメリナオイル
カメリナオイルの脂肪酸の割合は
- オメガ3系のαリノレン酸が38%
- オメガ9系のオレイン酸が20%
- オメガ9系のイコセン酸が20%
とαリノレン酸が一番多く含まれていますが、オレイン酸とイコセン酸を足すとオメガ9系の方が多いです。
- オメガ3系の熱に弱い
- オメガ9系のオメガ3脂肪酸がほとんど含まれていない
という部分を補っているのがカメリナオイルです。
本来であればオメガ3系、9系のオイルを1本ずつ使用するのが理想ですが、カメリナオイルであれば1本で済みます。
αリノレン酸が多く含まれていますが、抗酸化成分が豊富なので加熱料理に使用しても問題ありません。
②マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツから抽出されたオイルです。
オレイン酸が一番多く含まれているのでオメガ9系オイルと分類されることが多いです。
ですがオレイン酸の次に多いのがパルミトレイン酸です。
パルミトレイン酸はオメガ7に分類される脂肪酸です。
この成分が含んでいるオイルはほとんどありません。
パルミトレイン酸は健康・美容効果がともに期待されています。
※美容液などに良く使用されています。
「エキストラバージンマカダミアナッツオイル」です。
オーストラリア産高品質のマカダミアナッツを100%使用して低温圧搾(コールドプレス)したナッツオイルです。
食用油ではありますが、肌に塗ることもできる高品質のオイルです。
Olivado(オリバード) マカダミアナッツオイル 250ml(アマゾン)
➂ギー(Ghee)
最近とても注目されているギーの原料は牛、水牛、ヤギのミルクです。
ミルクを沸騰させて煮沸殺菌し、その後乳酸発酵させて発酵無塩バターである「マカーン」が作られます。
その「マカーン」をじっくり加熱して溶かしたものをろ過し、タンパク質・水分・不純物を取り除いた「溶かしバター」のことを「ギー(Ghee)」といいます。
簡単にいうとギーはバターを加熱してろ過したものです。
このギーは、アーユルヴェーダで万能オイルとして何千年も利用されてきました。
このギーの中でもおすすめなのが、先ほど紹介したグラスフェッドバターをろ過して作ったギーです。
こちらはヨーロッパ(オランダ)の牧場で、天然の牧草を食べながら放牧されている牛の乳から作ったグラスフェッド・バター100%を原料としているギーです。
家庭でもグラスフェッドバターからギーを作ることは可能ですが、「作る時間がない」「面倒」という人におすすめです。
グラスフェッドバターが最高級のバターであれば、
グラスフェッドバターから作られたギーは「究極のバター」といっても過言ではありません。
まとめ
基本的にはえごま油などのオメガ3系オイルとオリーブオイルなどのオメガ9系オイルを購入しておけば問題ありません。
またダイエットしたいというのであれば中鎖脂肪酸のココナッツオイルやMCTオイル。
さらにいろいろな油を試してみたいという方は今回紹介したさまざまなオイるを試してみてください。
食用油を選ぶ時は
- コールドプレス(低温圧搾)製法かどうか?
- 脂質の過剰摂取の人はオメガ6系オイルは避ける
これらを確認してから購入しましょう。
高温加熱処理でトランス脂肪酸が発生し、オメガ6系脂肪酸が豊富なサラダ油は今すぐやめて健康油を購入しましょう。