レモンはビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれていて健康や美容効果が期待される果物です。
そしてお酢も健康や美容、そしてダイエット効果があると注目されて年々人気が高まっています。
この2つを一緒にしたドリンクがレモン酢です。
おいしいのはもちろんのこと、2つの食べ物の相乗効果により、多くの効能も期待されています。
またお酢の強力な殺菌力により、長期保存も可能な飲み物です。
今回はフルーツ酢の中でも特に人気のレモン酢の簡単な作り方や飲み方、レシピなどを紹介します。
おいしくて簡単なレモン酢の作り方
【準備するもの】
- レモン:180g(1個半から2個くらい)
- 酢:400ml
- 氷砂糖:180g
- 保存瓶:1本(800ml)
電子レンジ対応の耐熱ガラス瓶を用意しましょう
お酢に関しては穀物酢や米酢、黒酢、りんご酢、バルサミコ酢などがありますがどれを使っても構いません。
ただ米酢やりんご酢を使用する場合は、原料の米やリンゴ以外にアルコールや添加物などが含まれています。
味付けで使用する分にはこれで良いですが、健康や美容の為に「レモン酢」を作るのですから、できるだけ良い酢を選びましょう。
「純米酢」や「純りんご酢」であれば原料は米やりんごだけなので良質なお酢です。
【関連記事】
リンゴ酢のおすすめ商品と正しい選び方!純リンゴ酢とリンゴ酢との違いは?
おすすめはアミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富な黒酢です。
また氷砂糖の代わりに黒砂糖、上白糖、キビ砂糖などでも良いですが、その場合は沈殿しやすいのでこまめにかき混ぜるようにしてください。
【作り方】
①レモンはお湯をかけながら、表面をタワシでゴシゴシ洗いペーパータオルで水分をふき取る
※無農薬の有機レモンであれば軽く洗うだけで良い
②レモンを幅約1㎝の輪切りにする
③瓶にレモンと氷砂糖を入れ、酢を注ぐ
④瓶にフタをしないで、電子レンジで加熱します。
- 500Wなら40秒程度
- 600Wなら30秒程度
- 750Wなら25秒程度にします。
この程度の加熱であればまだ氷砂糖は溶けません。
⑤電子レンジから瓶を取り出してフタをする
常温で12時間置いたらできあがりです。
レモン酢は常温で1年間保存が可能です。
また、完成してもレモンは取り出す必要はありません。
レモンの農薬を落とす方法
レモンをタワシで洗う理由はレモンが外国産の場合、皮の部分に農薬だけでなく、防腐剤やツヤだしワックスなどが付いているので健康によくありません。
輪切りにすると皮の部分も使用しますし皮は栄養が豊富なので、できる限り農薬などを落としましょう。
水で洗うだけでも多少は落ちますが、おすすめの方法が2つあります。
①果物の専用の洗剤を使用する
食器を洗う洗剤ではなく、野菜や果物を洗うための洗剤です。
野菜・果物専用の洗剤はいくつかありますが、その中でもおすすめは
「やさいくだものあらい」という商品で農薬や雑菌を取り除いてくれる専用水があります。
「やさいくだものあらい」は天然成分100%なので、口に入っても安全です。
また野菜・果物だけでなく肉や魚を洗うこともできます。
さらに、「やさいくだものあらい」で食べ物を洗うと鮮度が長持ちします!
新鮮な野菜や果物、肉などはそのまま置いておくと数日で傷んだり黒ずんだりしますが、「やさいくだものあらい」で洗った食べ物は何もしないままの場合よりも長持ちします。
②お湯に浸す
もう一つの方法は「50℃程度のお湯にレモンを浸す」ことです。
お湯に浸ける時間は熟した軟らかめのレモンであれば5分程度、固いレモンであれば10分程度が目安です。
表面に付着したワックスは50℃以上のお湯であればたいてい取り除くことができます。
ただし60℃以上ですとレモン本来のツヤが失われるなど、熱によるダメージも考えられるので50℃くらいまでの温度に浸しましょう。
レモンの皮には果肉以上に栄養成分が豊富に含まれていますが、農薬や防腐剤などがどうしても気になるという場合は皮無しでも構いません。
レモン酢には砂糖が必要?
レモンとお酢はどちらも、それだけでは摂取しにくい食べ物です。
ですが、氷砂糖などの糖分を使用する理由はレモン酢を飲みやすくするためだけではありません。
酢に含まれる有効成分のアミノ酸(特に黒酢に豊富)は糖によってピルビン酸という物質に変わります。
ピルビン酸は代謝のカギになる有機酸なので、これにより代謝が活発になります。
また、お酢だけを摂るよりも氷砂糖を溶かしたお酢を摂ったほうが、疲労の原因物質と言われる乳酸の分解速度が早くなって疲れが取れやすくなると言われています。
さらに、疲れだけでなく血糖値や血圧も改善されたりやせやすくなるという効果も期待できます。
糖分を気にしてレモン酢に氷砂糖を入れたくないと思うかもしれませんが、逆にやせやすくするに氷砂糖を入れると思ってください。
レモン酢を電子レンジで温める必要はある?
レモン酢を電子レンジに入れるのはできあがりが早くなるからですが、もちろんそれだけの理由ではありません。
電子レンジの超音波を利用して細胞を軟化させ、レモンの成分が酢に溶けだしやすくなるのと、酢の成分もレモンの中に浸透しやすくなるためです。
ただ大量に作るから大きい瓶を使用するという方もいると思います。
その場合は電子レンジを使わなくても時間はかかりますがレモン酢を作ることは可能です。
レモンを酢につけて1週間後くらいから飲み始めることができます。
レモン酢のおすすめの飲み方と摂取量
レモン酢は飲みやすいので多くの飲み物と相性が良いです。
①水(お湯)で割る
レモン酢大さじ1杯(15ml)を、2~3倍の水(お湯)で薄める
②ロックで飲む
氷を入れた小さなグラスにレモン酢を大さじ1杯を注ぎます。
③炭酸水で割る
レモン酢大さじ1杯を2~3倍の炭酸水で薄めます。
レモン酢に甘みがあるので、炭酸は砂糖なしのもので大丈夫です。
④紅茶に入れる
紅茶にレモン酢大さじ2~3杯(30~45ml)を入れます。
夏はアイスティー、冬はホットティーがおすすめです。
※紅茶に代えて、ワインや焼酎、ウイスキーでもおいしくいただけます。
⑤牛乳に入れる
レモン酢大さじ1~2杯(15~30ml)を牛乳100mlに加えて混ぜると、飲むヨーグルトような感じで飲むことができます。
牛乳にはカルシウムが多く含まれていますが吸収率の良いミネラルではありません。
それがレモンを加えることで吸収率がアップするのでカルシウム不足の人や骨粗しょう症に悩まれている人におすすめの飲み方です。
ではレモン酢は一日どれくらいの摂取量が良いのでしょうか?
お酢は腸の働きを高めて便通を良くする効果があるのですが、飲み過ぎると腸がもともと弱い人はお腹がゆるくなる可能性もあり、胃にも負担がかかります。
そしてお酢は少量でも効果を発揮すると言われています。
おいしくて何杯でも飲みたくなりますが
1度に摂る量は大さじ1~2杯(30ml)を目安にしてください。
また、レモンに豊富に含まれているビタミンCは数時間で効果がなくなるため、回数を分けて摂取するのがおすすめです。
そのため1度に摂るよりは回数を分けて飲むとより効果的です。
レモン酢のアレンジレシピ
レモン酢は飲み物だけでなく食べ物との相性も抜群です。
①キーマカレー
【材料】
- ひき肉:100g
- タマネギ:1/2個(みじん切り)
- 赤ピーマン:1個(みじん切り)
- トウバンジャン:小さじ1/2
- カレー粉大さじ2
- 塩:小さじ1/2
- レモン酢:大さじ2
【作り方】
1.すべての材料を耐熱皿に入れて混ぜる
2.電子レンジで3分加熱すればできあがり
もちろんフライパンで作っても大丈夫です。
②しょう油に混ぜる
しょう油にレモン酢を適量まぜるだけです。
刺身につけたり、白身魚にかけたてカルパッチョにしたり、煮物の隠し味にも相性が良いです。
③マーマレードとして
これはレモン酢の液体の部分ではなく「漬けたレモン」を使用します。
1.漬けたレモンを耐熱皿に並べる
2.ラップをかけずに電子レンジで2分加熱すればできあがりです。
トーストに乗せるときはそのままで、ヨーグルトなどに混ぜて食べるときはレモンを細かく刻みましょう。
甘い方が好みの方はハチミツなどを加えても良いです。
このように紹介したものだけでなく、レモン酢は毎日の料理に使用できます。
酢の物、中華料理、サラダ、肉料理に使ったり、他の調味料にレモン酢を混ぜて使うのもおすすめです。
酢だけを使うよりレモン酢を使うことで味に深みが出ておいしさも増しますし、サラダのドレッシングにもレモン酢を加えるとさわやかな風味になります。
まとめ
無農薬のレモンを選んだり、それが無い場合はしっかりと防腐剤やワックスなどを落とす必要がありますが、レモン酢は簡単に作れますし、長期保存が可能です。
レモンは美容に欠かせないビタミンCが果物の中でもトップクラスです。
また抗酸化成分のポリフェノールも豊富に含まれています。
そしてお酢は
- 高血糖
- 高血圧
- 高脂肪
に3つに効果がある唯一の食べ物と言われています。
このレモンとお酢が一つになって相乗効果が期待できますので、レモン酢を是非ためして健康的にダイエットをしてキレイになりましょう。
関連記事:レモン酢の驚く効果や効能!ダイエットにもおすすめの栄養成分とは?