美容オイルはオリーブオイルやアルガンオイルなどが人気がありますが、色々調べてみるとモリンガオイルの美容効果のスゴさに驚きました。
では他の美容オイルとどのような違いがあり、なぜその中でモリンガオイルがおすすめなのか、
さらに、
- 効果的な使い方
- 正しい選び方
- おすすめ商品
などモリンガオイルの特徴や魅力を詳しく紹介します。
関連記事:モリンガの効果効能が本当にスゴイ!注目の栄養成分と奇跡の木と言われる理由は?
モリンガオイルとは?その特徴について
モリンガの正式名称は「モリンガオレイフェラ(moringa oleifera)」と言い、北インド地方が原産でアフリカや東南アジアにも生息するワサビノキ科の亜熱帯性の植物です。
最近では日本でも沖縄など温暖な地域で栽培されています。
モリンガは葉や花、幹、根、種と余すところがなく全て利用ができますが、モリンガオイルは種の部分から抽出されたもので、モリンガシードオイルとも呼ばれます。
あの世界3大美人のクレオパトラもモリンガオイルを愛用していたという話があったり、近年ではシャネルやランコムなどの高級ブランドの美容オイルの原料にもなっています。
モリンガにはわかっているだけでも90種類以上の栄養成分が含まれています。
原産地であるインドやスリランカではモリンガは「300の病気を予防する薬箱の木」と呼ばれ、インド・スリランカの伝統医学アーユルヴェーダでは5千年も前から生薬として使われています。
※モリンガの効果や効能の詳細は
モリンガの効果効能が本当にスゴイ!注目の栄養成分と奇跡の木と言われる理由は?をご覧ください。
ただ、豊富な栄養成分が含まれていて美容効果も期待できるモリンガですが、オイルを作る過程で水溶性のビタミンB群など、水や熱に弱い成分はほとんど無くなってしまいます。
そのためオイルの効果についてはどのような種類の脂肪酸がどれだけ含まれているのかがポイントです。
モリンガオイルの脂肪酸の構成と効果や特徴について
脂肪酸種類 | 含有率 | 特徴 |
---|---|---|
オレイン酸 | 75.2% | 保湿成分 |
ベヘン酸 | 6.3% | 乳化・光沢を与える |
パルミチン酸 | 5.5% | しわの抑制 皮脂分泌コントロール |
ステアリン酸 | 4.7% | 保湿・抗菌作用 |
アラキジン酸 | 3.2% | ハリをアップ |
エイコセン酸 | 2.5% | 保湿 |
パルミトレイン酸 | 1.1% | 肌のターンオーバー促進 |
リノール酸 | 0.4% | 美白・肌のバリア機能アップ |
エルカ酸 | 0.2% | 肌をなめらかに保つ |
モリンガオイルの脂肪酸の約4分の3と大部分を占めているのがオレイン酸です。
実は人の皮脂の約4割はオレイン酸なので、オレイン酸が不足すると肌がカサカサになってしまいます。
新陳代謝を活発にして美肌を保つにはオレイン酸が欠かせません。
そして注目はベヘン酸です。
ベヘン酸は他の美容オイルにはほとんど含まれていない脂肪酸で、天然のナノ化(乳化)成分です。
この成分のおかけで水分と栄養素がしっかりとお肌に導入されます。
さらにパルミチン酸はビタミンAの働きを安定させる役割を持っています。
ビタミンAは皮膚や目、口、内臓などの粘膜を健康に保つ作用があるので美容にも大きく影響します。
そのためパルミチン酸を摂ることによってしわやニキビができにくい肌になり、また、肌にパール(光沢)感も与えてくれるので、お肌が輝きます!
このようにモリンガオイルには美肌・美白に欠かせない脂肪酸が豊富に含まれています。
モリンガオイルと他の美容オイルとの違いは?
美容オイルにはモリンガオイルの他にもありますが、それらのオイルとはどのような違いがあるのか、脂肪酸の種類の含有量を紹介します。
美容オイルの脂肪酸組成比較(含有%)
脂肪酸 | ホホバオ | アルガン | ココナッツ | オリーブ | モリンガ |
---|---|---|---|---|---|
ベヘン酸 | 0.2 | 0.2 | 6.3 | ||
パルミチン酸 | 1.2 | 12.3 | 9.7 | 11.8 | 5.5 |
オレイン酸 | 14.9 | 44.6 | 7.1 | 75.2 | 75.2 |
エイコセン酸 | 67.5 | 0.3 | 0.3 | 2.5 | |
ステアリン酸 | 0.1 | 5.6 | 3.2 | 2.9 | 4.7 |
リノール酸 | 0.3 | 31.1 | 1.7 | 7.0 | 0.4 |
ラウリン酸 | 47.7 | ||||
アラキジン酸 | 0.1 | 0.1 | 0.5 | 3.2 | |
パルミトレイン酸 | 0.3 | 0.8 | 1.1 | ||
エルカ酸 | 11.5 | 0.2 |
このように比較すると脂肪酸の種類が豊富なのは3つの美容オイルです。
- ホホバオイル
- オリーブオイル
- モリンガオイル
その中でもモリンガオイルは肌に栄養や水分を導入させるベヘン酸の含有量が多いのがわかりますね。
- ベヘン酸で肌に水分と栄養を導入
- オレイン酸で保湿
- 肌に光沢を与えてくれるパルミチン酸
- ハリをアップさせるアラキジン酸
とモリンガオイルで肌のケアができます。
そして組み合わせとしておすすめなのは下記のオイルです。
- 肌をなめらかに保つエルカ酸が豊富なホホバオイル
- 美白・肌のバリア機能アップのリノール酸が多いアルガンオイルやオリーブオイル
モリンガオイルでも十分に効果がありますが、さらにというのでれば組み合わせて使用してください。
モリンガオイルの正しい選び方
美容オイルとしてはとても肌への効果が期待できるモリンガオイルですが、「モリンガオイル」と商品に書いていればなんでも良いというわけではありません。
また「オーガニックと書いてあれば安全!」というわけではありません。
モリンガは産地別で特徴が違います。
- インド産のモリンガ
- イロコスモリンガ(フィリピンなどで栽培)
- 日本産のモリンガ
この中で特に気をつけたいのがインド産のモリンガで、遺伝子組み換えのものが多いのが特徴です。
遺伝子組み換えにすることで在来種と比べると大量に作ることができるメリットがあります。
ですが、それにより土の栄養素をたっぷりと吸い上げてしまうので、土がやせてしまい、数年で育たなくなるというデメリットがあります。
また遺伝子組み換えの安全性についてはまだはっきりとわかっていません。
厚生省では「遺伝子組み換え作物に危険性はない」と言っていますが、大豆製品などの食品には「遺伝子組み換えではない」と表示義務がある以上、やはり安全性については疑わしい点があります。
そして問題なのが遺伝子組み換えのモリンガを原料としたモリンガオイルでもJAS(日本農林規格)の有機認証を受けている商品があると言われています。
では日本のモリンガオイルであれば安心なのかというと実はインドやアフリカから種を輸入して、種の品種を確認せずに使用している農家が多いと言われています。
また、種の収穫もできません。
となると今一番モリンガオイルでおすすめなのが「イロコスモリンガ」です。
イロコスモリンガは遺伝子組み換えではなく、人がほとんど手を加えないので本来の姿のモリンガです。
またイロコスモリンガは無農薬栽培でそのオイルの搾油にも溶剤等の薬品を使用しないため、原料としての安全性も非常に高いです。
さらにイロコスモリンガは
イロコスモリンガの種子から搾油されたオイルは数あるモリンガオイルの中でも各種ビタミンやアミノ酸といったアンチエイジングに効果の期待できる成分を多く含み、化粧用として肌に塗って使用すればオイルそのままでも豊富な栄養素を直接肌に届ける高級な化粧品となります。
またオレイン酸の含有量が高く、オイル自体の酸化安定性が高いことも利点として挙げられます。イロコスモリンガジャパンのサイトから引用
つまりイロコスモリンガは次の特徴があります。
- 遺伝子組み換えではない
- 無農薬
- 栄養価が高い
- オイルの酸化安定性が高い
そのためインド産のモリンガオイルのように大量に作ることができないため、希少価値が高いため、価格も高くなってしまいますが、良質のモリンガオイルを使いたいというのであればイロコスモリンガの種を使用したモリンガオイルを選びましょう。
実際にネットでモリンガオイルを調べてみるとインド産のモリンガオイルが多く、または産地が書いていないものがほとんどです。
モリンガオイルのおすすめ品
ではイロコスモリンガの種を使用したオイルはどこで販売しているのか調べてみたところ、
Girls, be Ambitiousという会社の販売している
「モリンガブリリアントビューティーオイル」でした。
このモリンガオイルは有機・非遺伝子組み換え・フェアトレード」の条件を満たしたオーガニック&フェアトレード認証を受けているイロコスモリンガのみを使用して作られています。
自然農法と無農薬で栽培され、栄養価・品質、ともに最高評価を受けたモリンガのみで作られているので、 安心して使用することができます。
さらに原料が高品質というだけでなく、コールドプレス(低温圧搾)製法という最高のオイル抽出法で製造しています。
また、モリンガ ブリリアント ビューティーオイルには、8,000もの花からわずか1mlしか抽出できない高級精油 サンパギータ(別名:アラビアジャスミン)がブレンドされています。
割合としてはモリンガオイルが99%でサンバギータオイルは1%ですが、とても良い香りがして、肌につけなくても香りをかぐだけでリラックスができます。
「雑誌an・an」の「カラダにいいもの大賞2017」の特集でモリンガオイルが紹介されたのですが、その際に紹介されたのが、「モリンガブリリアントビューティーオイル」です。
実際に毎日使用してますが、オイル独特のべたつきが少なく肌になじみやすいオイルです。
- 気になるしわやほうれい線に
- ボディオイル、マッサージオイルとして
- ヘアオイル(髪の保湿や傷んだ箇所の修復)として
ぜひ最高級のモリンガオイルをお試しください。
最高級のオイルですので実際に飲むことも可能なのですが少量のため、食用としてはあまりおすすめできません。
モリンガオイルの使い方について
冬は乾燥する時期なので、肌もかなり乾燥して荒れてしまう傾向にあります。
オイルの保湿力を最大限使った乾燥対策を紹介します。
①ミルフィーユ(サンドイッチ)美容
- 洗顔
- モリンガオイルを塗る
- 化粧水・乳液をつける
- ホホバオイルを塗る
ブースターになるモリンガオイルと保湿力の高いホホバオイルなどで、化粧水・乳液をサンドイッチします。
それにより肌の栄養・水分の浸透力アップと保湿力がアップします。
②ホットタオルケア
レンジなどでタオルを温めて顔にのせて、5分間ほど待ちます。
モリンガオイルの場合:モリンガオイルを塗った後でホットタオルをします。
水分と油分の浸透力がアップしてお肌を柔らかくし、寒さで緊張した肌をほぐしてくれます。
さらにリラックス系の精油(アロマオイルなど)をプラスすると、副交感神経を優位にしてリラックスができます。
先程紹介したモリンガブリリアントビューティーオイルはリラックス系の精油(サンバギータオイル)が含まれているので、リラックス効果も期待できますよ。
その他の使い方は
①化粧水にモリンガオイルを1滴たらして顔にぬる
②リップクリームの代わりに1,2滴をくちびるにぬる
③爪や指先に数滴ぬる(指先を温めてからぬりましょう)
➃髪を洗ってふいた後、ドライヤーする前に、数滴を手のひらになじませてから毛先を中心にぬる
⑤お風呂上りに肌が荒れしているところや乾燥しているところに数滴手になじませてからぬる
このように気になる肌や爪、髪に塗ってみましょう。
まとめ
モリンガオイルはシャネルなどの高級ブランドでも使用されている貴重なオイルです。
美容オイルはいろいろありますが、モリンガオイルは脂肪酸の種類が多く、他のオイルにはほとんど含まれていないヘベン酸が豊富に含まれているので、オイル独特のベタつきがなく肌になじみやすいオイルです。
現在モリンガオイルは多くのメーカーが販売していますが、多くはインド産です。
インド産の多くは遺伝子組み換えのモリンガを使用して大量生産していますが、おすすめはフィリピンなどで栽培されているイロコスモリンガです。
ぜひモリンガオイルを購入するならばイロコスモリンガを使用したオイルをおすすめします。
クレオパトラが愛用していた最高品質のモリンガオイルで、ぜひあなたもキレイになりませんか?
関連記事:モリンガの効果効能が本当にスゴイ!注目の栄養成分と奇跡の木と言われる理由は?