カムカムは最近テレビで紹介されたりして認知されつつあります。

ハリウッドのセレブや日本の芸能人の中にもカムカムを食生活に摂り入れている人もいるようですし、そしてスーパーで売られている野菜・果物ジュースの一部にカムカムが使用されている商品も見かけるようになりました。

このカムカムが注目されているのは他の果物と比べると、栄養成分の豊富さと多くの効果や効能が期待できるからです。いったい、どのような力が秘められているのでしょうか?

カムカムとは?その特徴について

カムカムは南米ペルー原産の主にアマゾン流域に生えている植物で、サクランボほどの大きさの実を「カムカムベリー」と言います。

古くから現地の人に愛されていて野生のまま食べられていましたが、今では農地栽培へと変わり、現地住民たちの手による有機栽培で大切に育てられています。

カムカムが他の果物と比べても豊富な栄養素を含んでいるのはマングローブのように水中でも生育できる性質を持つため、雨季の間にアマゾン川の水に含まれる栄養を取り込むからだと言われています。

ではこのカムカムにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか?

カムカムに含まれる注目の栄養成分

カムカムの注目の栄養成分はビタミンCです。今のところ日本で食べられる植物の中でも含有量が最も多いと言われています。

カムカムビタミンCの含有量は100gあたり2,800mg(2.8g)含まれています。ビタミンCが多い食べ物といえばレモンを思い浮かべる人が多いでしょう。

よく「ビタミンCがレモンの何個分入っています!」という言葉を目にすることがありますね。

実際にレモンは野菜・果物の中ではトップクラスのビタミンC含有量なのと、ほとんどの人が食べたことがある果物なので他の食べ物と比較されることが多いですが、それでも100gあたりは100mg(0.1g)しか含まれていません。

つまりカムカムのほう28倍も多くビタミンCが含まれています。

カムカムのビタミンCはアセロラよりも多い

アセロラ
アセロラ

そしてもうひとつビタミンCが多いフルーツにアセロラがあります。こちらは100gあたり1700㎎(1.7g)です。これらと比べてもカムカムビタミンCの量がいかに多いのかがわかりますね。

ただカムカムアセロラはほとんど外国産なので輸入となると生では食べることができません。(カムカムは外国産のみ)となると食べる場合はカムカムは果皮と種を取り除いたパウダーや果汁、アセロラは果汁入りのドリンクと加工品だけになります。

一方でレモンも皮の部分は食べないですし、そもそもレモンを1個食べようとしないですね。多くても輪切りしたのを2,3枚程度ではないでしょうか?

レモンは果皮を除いた果肉の部分のビタミンC含有量は100gあたり50㎎(0.05g)しかありません。アセロラドリンク(10%果汁入り)は100gあたり120mgです。(いずれも日本食品成分表2017参照

一方でカムカムパウダー100gには果実と同じ3000㎎が入っています。※ただしこれは「スーパーフーズトレーディング」というメーカーのカムカムパウダーの栄養成分表を参考にしています。

また「アマゾンカムカム果汁100%」という果汁100%ジュースには200g2700㎎のビタミンCが含まれています。(100gあたり1350㎎

成人のビタミンCの1日の摂取推奨量は100㎎なのでパウダーで4g弱、100%果汁で8g弱で推奨量に達します。このようにカムカムは果実に含まれるビタミンCだけでなく、ジュースなどの加工品にもたくさんビタミンCが含まれています。

赤ワインより豊富なポリフェノール

また、カムカムビタミンCだけが豊富なわけではありません。ポリフェノールは赤ワインの10倍多く含まれています。カムカムには数種類のポリフェノールが含まれていますが、その中で最近、エラグ酸というポリフェノールが発見されています。

ビタミン類ビタミンCのほかにビタミンB1、B2、ナイアシン(ビタミンBの一種)ミネラル類カルシウム、リン、カリウム、鉄など、アミノ酸はセリンやバリン、ロイシンなどが多く含まれています。

それではこれらの栄養素がどのような効果や効能をもたらすのでしょうか?

カムカムの効果や効能について

①美肌・美白効果

カムカムにはビタミンCだけでなく多くの美肌や美白効果が期待できる成分がたくさん含まれています。まずビタミンCの働きで重要なのがタンパク質からコラーゲンを合成することです。

コラーゲンは細胞間の結合組織として血管や皮膚、骨、筋肉などを丈夫にします。ビタミンCコラーゲンを合成してしっかりと結合することで肌にハリやツヤが生まれます。またビタミンCはシミのもとであるメラニン色素の合成も抑える働きがあります。

それだけではありません。ビタミンCには抗酸化作用があります。※抗酸化とは酸化を防ぐ=老化防止のこと

体内の悪玉の活性酸素が増加すると老化が加速して、シミやしわが増えやすくなると言われています。それを抗酸化作用のビタミンCがシミやしわの増加を防いでくれるわけです。

そしてカムカムの抗酸化成分はビタミンCだけではありません。強力な抗酸化作用があるポリフェノールも多く含まれています。豊富なビタミンCポリフェノールとの相乗効果老化を防いでくれます。

またポリフェノールの一種であるエラグ酸にはメラニンを黒色化させるチロシナーゼの働きを抑える働きがあります。最近は美白効果を期待して化粧品などにもエラグ酸を含んでいる商品が出ています。

さらにアミノ酸の一種であるセリンにも美肌効果があります。このようにカムカムにはたくさんの美肌・美白効果の成分が含まれています。

②病気(生活習慣病やガン、カゼなど)の予防効果

ビタミンCポリフェノールなどの抗酸化成分は美肌効果だけではありません。酸化は肌だけでなく、細胞や血管も酸化(老化)することで病気にかなりやすくなると言われています。

細胞が酸化されると血液中の過酸化脂質が増え、血管が酸化すると血の流れが悪くなるなどにより、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなります。

過酸化脂質とは中性脂肪などの脂質が活性酸素によって酸化されたものの総称

この細胞や血管の酸化をビタミンCやポリフェノールが防いでくれるわけです。とくにエラグ酸は糖尿病やがん予防にも効果があるのではと期待されていて、抗菌・抗ウイルス作用もある成分です。

またビタミンCには白血球を活性化させて免疫力を高める効果があります。

免疫力を高めてウイルスの侵入を防ぐ効果があるということは風邪やインフルエンザなどのウイルス性の病気の予防にもなります。

③腸内環境改善・便通の改善

カムカムの約3分の1は食物繊維です。

食物繊維

  • 糖質・脂肪の吸収を抑える
  • 血中コレステロール値を減少させる
  • 便が固くなるのをふせぐ
  • 腸内の毒素や老廃物を吸収して体外に出す
  • 善玉菌を増やして腸内環境を改善する
  • 腸を刺激してぜん動運動を活発にし便通を改善する

といった働きがあります。便秘をすると老廃物がたまったままなのでそうなるとお肌や体に悪影響を与え、ブツブツと吹き出物ができやすくなったり病気にもかかりやすくなります。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では

成人の食物繊維目標量を1日19g以上としました。

男性では20g以上
女性では18g以上です。

ですが毎日の健康なお通じのためには1日20g以上は必要ですし、心筋梗塞による死亡率の低下が観察された研究では1日24g以上と報告されています。

カムカムのように食物繊維が豊富な食べ物を何種類かとるようにして常にお通じを良い状態にしましょう。

④貧血の予防・改善

貧血の人の一番多い原因は鉄分不足です。カムカムにはが豊富に含まれていますが吸収力が低いため、多くの人が鉄分不足からの貧血に悩まされています。

この鉄の吸収率をアップさせるのがビタミンCです。とくに植物性の鉄(非ヘム鉄)の吸収率はたった5%とも言われています。カムカムを食べることでビタミンCを同時に摂ることができるので吸収率がアップします。

このようにビタミンCにはさまざまな効果が期待されますが

そのほかにも

  • コレステロール値を下げる
  • 抗ストレスホルモンの合成

など多くの働きがあります。

カムカムはどこで買う?正しい選び方やおすすめ品について

カムカムの実は収穫後すぐ傷んでしまうので輸入はできないのですが、そもそも産地のペルーでは保護政策としてカムカムの実の輸出が禁じられています。

このためアサイーのように実を冷凍保存した商品もないため、今のところは果汁かパウダーにしたものを購入するだけになります。

おすすめは果汁であれば「アマゾンカムカム果汁100%」です。

無添加・無農薬のカムカムストレート果汁100%を使用しているので安心ですね。

アマゾンカムカム 果汁 100% 200gはこちらから

パウダータイプはいくつか販売されています。オーガニック(有機)栽培のものを選ぼうと思ったのですが、ペルーではカムカムは基本オーガニック栽培なのでほとんどの商品がオーガニックと書かれていました。

その中でおすすめなのがスーパースーズトレーディングの「オーガニックカムカムパウダー」です。

この商品が良いと思ったのは熱に弱い栄養成分を 出来るだけ壊さないように低温でじっくりと時間をかけてパウダーに加工しているところです。

ビタミンCは熱に弱いので高い温度で加熱するとほとんど失われてしまいますがこの製法ならば安心ですね。

またアマゾンでは記載されていませんでしたがホームページを見たら日本の有機JAS取得済みなので安心です。
※JAS=日本農林規格

オーガニックカムカムパウダー100gはこちらから

カムカムの食べ方と摂取量について

カムカムの味は酸味が強いのでさきほど紹介したジュースもそのまま飲むのではなく

  • 水に薄めて飲んだり
  • ヨーグルトにかけたり
  • 牛乳や他のフルーツと合わせてスムージーにする

などがおすすめの飲み方です。

またサラダのドレッシングに混ぜたり、他の果汁100%ジュースに混ぜても良いでしょう。

パウダーも果汁と同様に色々な物に混ぜて食べれば良いのですが、加熱する食べ物に混ぜるとビタミンCの効果が期待できなくなるので、そのままかけて食べられるものだけにしてください。

またビタミンCは体内では数時間しか効果が持続しないので1日2,3回にわけて摂るようにしましょう。摂取量に関しては果物なので1日の上限はありませんが、

100%の果汁やパウダーは小さじ2杯程度で1日に推奨されているビタミンC摂取量の100mgに届くので、最初はこれを目安に食べるようにしてください。

もう少し食べてももちろん良いのですがカムカムは食物繊維が豊富なので摂りすぎるとお腹がゆるくなったりする可能性があります。

たくさん食べたい方もまずは1日小さじ2杯程度にして徐々に増やしていきましょう。

まとめ

カムカムは野菜果物の中でビタミンCの含有量がNo.1です。(日本で食べられるものの中で)またポリフェノール(とくに注目はエラグ酸)や食物繊維ミネラルも豊富です。

期待される効果は

  • 美肌・美白効果
  • 病気の予防
  • 腸内環境・便秘の改善
  • 貧血の予防

などです。

産地のペルーでは古くから肌荒れ防止や風邪の予防、便秘の改善などに効果があるとして収穫したカムカムベリーを乾燥させて1年中薬として用いていたと言われています。

栄養成分の分析をする前から昔の人はカムカムの効果や効能がわかっていたのですね。

まだまだ日本ではなじみがない食べ物ですが、肌の調子が悪い、便通が良くないという方はぜひ一度カムカムを
食べてみてください。