マヌカハニーには近年の研究の結果から多くの効果や効能があることがわかってきました。では他の一般的に売られている普通のハチミツと何が違うのでしょうか?
今回はマヌカハニー独自の注目の栄養成分や効果効能、そしておすすめの使い方など紹介しますので、ぜひ健康と美容のために毎日の食生活に摂り入れましょう。
マヌカハニーとは?普通のハチミツとの違い
マヌカハニーの「マヌカ」とはニュージーランドに自生する特有の植物のことです。このマヌカの花から集めた花蜜で作ったハチミツのことをマヌカハニーと言います。
もともとハチミツは栄養価が高いだけでなく、さまざまな効果や効能が期待されていますが、マヌカハニーは強力な抗菌作用や抗炎症作用などが認められています。
そのためマヌカハニーは「メディカルハニー」とも呼ばれ、病気の予防やさまざなま健康・美容効果が期待されています。
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ハチミツに含まれている注目の栄養成分
マヌカハニーだけでなく、普通のハチミツにも含まれている栄養成分から紹介します。
ポリフェノール
ポリフェノールは光合成によってできる植物の色素や苦み、渋味の成分となる化合物の総称で、ほとんどの植物の葉や茎に含まれています。その種類は5,000種類以上とも言われていますが、ハチミツにも数種類のポリフェノールが含まれていると言われています。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、健康・美容の多くの効果が期待されています。
ハチミツに含まれる代表的なポリフェノールの種類と効果
種類 | 働き・効果・効能 |
---|---|
カフェ酸 | 肝ガン、肝硬変の予防、胃液分泌を促進など |
p‐クマル酸 | 発がん性物質のニトロソアニンの生成を抑制 |
フェルラ酸 | 強力な抗酸化作用、アルツハイマー予防 |
ケンフェロール | 血管強化、血圧上昇の抑制、抗炎症作用など |
クリシン | 抗ガン、抗アレルギー、血管拡張作用など |
ケルセチン | LDLコレステロールの酸化防止、心臓病の予防 |
バリニン | 抗炎症作用、抗がん作用、肥満予防効果など |
ガランギン | 抗菌作用など |
アミノ酸
タンパク質の材料となるアミノ酸もハチミツには多く含まれています。その中でも体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。
必須アミノ酸の働き・効果や効能
必須アミノ酸 | 働き・効果・効能 |
---|---|
イソロイシン | ●成長を促進して肝臓や神経の働きを助ける ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化 |
ロイシン | ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化 ●肝臓の機能を高める |
リジン | ●疲労回復・集中力を高める●髪の健康(育毛効果) ●肝機能や不妊の改善効果 |
メチオニン | ●かゆみやアレルギーの原因となるヒスタミンの 血中濃度を下げたり、抑うつ効果もある |
フェニルアラニン | ●興奮作用のあるドーパミンなどの神経伝達物質の もとになる。鎮痛作用や抗うつ効果も |
スレオニン | ●成長を促進する作用 ●肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ➡脂肪肝予防 |
バリン | ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化 ●体の成長を促し、血液中の窒素のバランスを整える |
ヒスチジン | ●子どもの成長に欠かせない成分 ●神経の働きを助けたり、ストレスを軽減する |
必須アミノ酸の中で最近注目されているのは
- イソロイシン
- ロイシン
- バリン
これらは「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれており運動中のエネルギー源にあります。最近はアスリートがBCAA入りのサプリやドリンクを摂ることが多いです。
さらに疲労回復の働きもあるため、運動前後に摂ると有効です。このように必須アミノ酸は成長や精神を安定させるために欠かせない成分です。
非必須アミノ酸の働き・効果・効能
名前(非必須)からあまり必要ではないと思うかもしれませんが、「非必須=体内で合成できる(作られる)」という意味があります。体内で作られるアミノ酸ではありますが食べ物からもしっかり取りたい栄養成分です。
非必須アミノ酸 | 働き・効果・効能 |
---|---|
アルギニン | 筋肉の増強、免疫機能の強化、生殖機能の改善 |
グルタミン酸 | うま味成分。集中力アップややる気を高める |
アスパラギン酸 | 疲労回復、アンモニア解毒、スキンケア |
プロリン | 美肌・関節痛改善・脂肪燃焼 |
アラニン | スキンケア・肝機能改善(二日酔い予防) |
グリシン | 美肌・睡眠の質を上げる |
セリン | 美肌・認知症予防・睡眠の質を上げる |
チロシン | 記憶力を高め、脳の回転をよくする |
非必須アミノ酸の中で
- プロリン
- アラニン
- グリシン
この3つの成分はコラーゲンの主成分となり、それぞれ美肌効果があります。
ハチミツに含まれるビタミン類
ハチミツには主にビタミンB群が多く含まれています。
種類 | 働き・効果・効能 |
---|---|
ビタミンC | 抗酸化作用、美肌効果、免疫力アップなど |
ビタミンB1 | 糖質の代謝、疲労回復、精神安定作用など |
ビタミンB2 | 脂質の代謝、髪や肌の健康など |
ビタミンB12 | 赤血球のヘモグロビンの合成を助ける |
ナイアシン | 血行促進作用、冷えの改善、二日酔いを防ぐ |
※ナイアシンはビタミンB群の一種
ハチミツに含まれるミネラル
ハチミツには現代人が不足しているミネラルが多く含まれています。
体内に多く存在する5種類を「主要ミネラル」と言いますが全種類ハチミツには含まれています。
「主要ミネラル」:ナトリウム、カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム
種類 | 働き・効果・効能 |
---|---|
ナトリウム | 神経の働きを正常に保つ、心臓・筋肉の調整 |
リン | カルシウムと結合して骨や歯をつくる |
鉄 | 赤血球のヘモグロビンの材料、貧血予防など |
カルシウム | 骨や歯の材料、精神の安定など |
カリウム | ナトリウムを排出、むくみ改善など |
マグネシウム | カルシウムの量を調節、ストレス抑制など |
銅 | 鉄を使いやすい形に変え、赤血球を合成する |
亜鉛 | 酵素の構成成分、細胞の新生や代謝に関わる |
マンガン | 骨の形成に関わり、関節を丈夫にする |
その他にもグルコン酸やクエン酸といった有機酸やα―グルコシターゼなどの酵素、グルコースなどの糖が含まれています。
- グルコン酸:ビフィズス菌を増やして腸内環境を整える
- クエン酸:エネルギーの生成の回路の働きを促す
- 酵素:抗菌作用をもたらす
- 糖:体を動かすエネルギーとなる
マヌカハニーに含まれている注目の独自・希少成分
マヌカハニーには他のハチミツには含まれていない、または断トツに多く含まれている栄養成分があります。
①メチルグリオキサール(MGO)
メチルグリオキサールはマヌカハニー独自の成分です。
メチルグリオキサールはマヌカの花のみつにある「ジヒドロキシアセトン」という成分が、ミツバチの体内や巣の中で変化して生まれるものです。
2008年にドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘレン教授がマヌカハニーのすぐれた抗菌作用・抗炎症作用にあることを明らかにしました。
このメチルグリオキサールを略して「MGO」といいますが、パッケージに「MGO100」「MGO600」などと書かれている数値は、マヌカハニー1kgあたりMGOがどれくらい(mg)含まれているかを表したものです。
MGOの数値(グレード)が高ければ高いほど抗菌作用などの有効成分濃度が高いとされています。
一般のハチミツに抗菌・殺菌作用はある?
実は普通のハチミツにも抗菌・殺菌作用はありますがそれは過酸化水素によるものです。ハチミツに含まれるグルコースオキシターゼという酵素が酸素に触れると過酸化水素が作られます。
この過酸化水素は不安定で熱や光に弱く、加熱や加工によって抗菌・殺菌効果が薄れてしまうという欠点があります。
そのため普通にスーパーなどで売られているハチミツのほとんどが加熱加工しているため、それを食べても体内での抗菌作用はほとんど期待できません。
一方、マヌカハニーの抗菌・殺菌作用はメチルグリオキサールによるものなので熱や光にも強く、体内での効果も期待できます。
②シリング酸メチル(SAME)
シリング酸メチル(SAME)は強い抗酸化作用のある成分で、特にマヌカハニーに多く含まれています。シリング酸メチルが含まれている植物の濃度(mg/kg)を比べると
- マヌカ:73.9mg/kg
- オレンジ:29.1mg/kg
- 栗:2.8mg/kg
※他の植物はゼロ
これを比べても圧倒的にマヌカの濃度が高いことがわかります。
私たちの体内に含まれる活性酸素は一定以上に増えると、細胞の老化が促進して病気にかかりやすくなったり、肌の老化を招いてしまいます。ですが強い抗酸化作用のあるシリング酸メチルのおかげで病気の予防や美肌効果も期待できます。
このようにマヌカハニーは一般的なハチミツに含まれているポリフェノールやビタミン、ミネラルなどに加えて、
- 「メチルグリオキサール」
- 「シリング酸メチル」
という成分が含まれているため、他のハチミツよりもさらに多くの効果や効能が期待できるわけです。
マヌカハニーの効果や効能について
マヌカハニーの強力な抗菌・殺菌作用、そしてポリフェノールやビタミン、ミネラルなど多くの栄養成分により多くの効果や効能が期待されます。
①ピロリ菌の除菌効果
ピロリ菌は胃や小腸に炎症および潰瘍を起こす細菌です。ピロリ菌に感染すると、らせん形の菌が胃の粘膜に定住して、
- 慢性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃がん
- リンパ腫
などの発生の原因になる可能性があり、近年では「胃の一生はピロリ菌に感染しているかどうかで決まる」と言われます。
世界保健機関(WHO)は1994年に「ピロリ菌は胃がんの確実発がん因子である」と認定しました。
2014年には国際がん研究機関(IARC)とともに、「胃がんの80%はピロリ菌感染が原因であり、除菌によって胃がん発症を30~40%減らせる」という報告書をまとめました。
日本でも厚生労働省が「ピロリ菌の除菌が胃がんの予防に有効である」としています。このピロリ菌の殺菌が期待されているのがマヌカハニーです。
ピロリ菌に効果があるマヌカハニーのMGO
ピロリ菌を殺菌するのはマヌカハニーに含まれる抗菌作用のメチルグリオキサール(MGO)です。
イギリスの医療雑誌である「Journal of the Royal Society of Medicine」(vol.87:1994年1月号)では、マヌカハニーのピロリ菌に対する研究結果が報告されています。
この報告によると、
マヌカハニーはピロリ菌に対する繁殖の防止や殺菌に効果的であり、5%の濃度のマヌカハニーでピロリ菌を殺菌、2.5%の濃度でさえも、部分的な殺菌をおこないました。
以前まではピロリ菌対策は抗生物質によるものだけでしたが
- 副作用の心配がある
- 悪玉菌だけでなく、善玉菌まで殺菌する
- 除菌ではなく、あくまで症状の緩和
- 免疫力の低下
- 徐々に薬が効かなくなる
といった問題がありましたが、マヌカハニーならばこのような心配がありません。
ただし、マヌカハニーにはグレードがあり、メチルグリオキサール(MGO)の含有量に違いがあり、それによって効果にも差がでます。
単にピロリ菌の予防のためにというのであればMGO100で問題ありません。すでにピロリ菌が体内にいるという場合は最低でもMGO400、重度の場合はさらに上のグレードのマヌカハニーを選びましょう。
②カゼ・インフルエンザの予防・改善
インフルエンザの予防や治療というと予防接種やタミフル、リレンザなどの薬を思い浮かべますが、どれも副作用の心配があります。特にタミフルは異常行動の心配もあり(なぜか今は否定されていますが)、できれば使用したくありません。
ですがそんな心配もマヌカハニーによる強力な抗菌・殺菌作用により、インフルエンザやカゼの予防だけではなく、万が一かかってしまった場合でも症状が軽くてすみます。
またカゼで抗生物質を与えられるとカゼは治るものの免疫力が下がるので、薬ばかりに頼るとだんだんとカゼがひきやすい体質になります。
マヌカハニーであれば副作用や免疫力が下がる心配もありませんし、ピロリ菌やインフルエンザなどの病気の予防や改善だけでなく他にも多くの効果や効能をもたらしてくれるので、薬に頼らない生活を送ることができます。
③虫歯・歯周病予防
「ハチミツは糖分が多いから虫歯になりやすくなるのでは?」と思うかもしれません。
砂糖の主成分であるスクロースが多く含まれている食べ物は虫歯になりやすいのですが、マヌカハニーに含まれる糖はフルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)です。
これらは虫歯を引き起こすスクロースとは成分が大きく異なり、虫歯の原因になりにくい糖分として考えられています。さらにマヌカハニーのもつ抗菌・殺菌作用が虫歯菌や歯周病菌にも効果を発揮します。
また、歯のエナメル質が溶け出すのを、ハチミツに含まれるリン酸カルシウムが軽減してくれるという作用もあります。
このような働きにより虫歯や歯周病だけでなく、歯槽膿漏や口臭といった多くのトラブルを改善してくれます。
④整腸作用(下痢・便秘の改善)
マヌカハニーには整腸作用も期待されています。
マヌカハニーの強い殺菌作用で大腸菌やO-157、サルモネラ菌などの食中毒を引き起こす可能性のある悪玉菌など殺してしまうだけではなく、善玉菌の栄養(エサ)になってその数を増やす効果も期待されています。
マヌカハニーにはオリゴ糖も含まれていて、オリゴ糖は乳酸菌などの善玉菌を増やす働きがあります。今まで食物繊維や乳酸菌などを意識して多く食べても便秘が改善しなかったという方はぜひマヌカハニーを試してみてください。
腸内環境が改善されれば、整腸作用(便秘改善)だけでなく免疫力がアップするので風邪などの病気にもかかりにくくなります。
⑤美容・美肌効果
多くの種類のポリフェノールやビタミンCの抗酸化作用やビタミンB群、アミノ酸などにも美肌効果があり、食べることによる美肌効果もありますが、マヌカハニーの殺菌力は肌に塗っても効果があります。
肌にとって悪玉菌の代表は黄色ブドウ球菌です。
そしてアクネ菌は無害の菌ですが、毛穴に詰まると炎症を起こしてニキビの原因となってしまいます。マヌカハニーはこれらの悪玉菌を洗い落とし、毛穴の汚れをしっかり取り除いてくれます。
⑥生活習慣病の予防
体内で発生する活性酸素は適正な量であれば全く問題ないのですが、
- 過度なストレス
- 加齢
- 紫外線
- 暴飲暴食
- 不規則な生活
- 喫煙
などで過剰に増えると細胞や血管の老化を招き、生活習慣病などさまざまな病気にかかりやすい身体になります。
紫外線や暴飲暴食など意識すれば避けるものもありますが、加齢やストレスなど避けられない項目もあるため、どうしても年齢とともに活性酸素は過剰気味になりがちです。
そこでおすすめなのが抗酸化成分を多く含んでいる食べ物を摂ることです。
マヌカハニーには他のハチミツと同様に抗酸化成分のポリフェノールが多く含まれていますし、さらにシリング酸メチルというマヌカハニーに特に多く含まれている抗酸化成分も含まれています。
このようにマヌカハニーは生活習慣病の予防など多くの病気の予防効果も期待されています。
紹介した効果効能以外にも
- 口内炎の治療
- 切り傷・やけどの治療
- せき・鼻づまりの緩和
- のどのケア
- 疲労回復
などが期待されています。
マヌカハニーの味やカロリーと1日の摂取量
マヌカハニーは他のハチミツより色みが濃く、スプーンですくうとねっとりとした重さを感じ、口に含むとクリーミーな舌ざわりで深みのある独特の風味が広まります。
味は濃厚ではありますが、あとに残らないさっぱりとしたキャラメルのような甘みがあり、ハーブのような香りが特徴です。
ただし、MGOのグレードが高くなるほど、マヌカハニー独特の風味が強くなり、初めて食べる人は苦手に感じるかもしれません。
まず最初は数値の低いMGO100、またはUMFであれば5+から試すのがおすすめです。
マヌカハニーは糖分を多く含み、100gで300~350kcalです。小さじ1杯(7g)で約21~25kcalです。
ハチミツの糖分は主に「ブドウ糖」と「果糖」のため、体内で素早く吸収され、エネルギーに変わりやすいという特徴があり栄養補給にぴったりの食べ物です。
では1日にどれくらいの量を食べるのが良いのかというと、特に制限はありません。ただし、カロリーは比較的高めなので大さじ1~2杯程度にしましょう。(価格も高いですし)
マヌカハニーの食べ方や使い方について!加熱は大丈夫?
マヌカハニーは他のハチミツ同様にそのまま食べることができます。まずはスプーンですくって食べてみてください。その時にすぐに飲み込むのではなく、口やのどに塗るように食べることで効果もじっくり味わえます。
マヌカハニーは医薬品ではないので食べ方に決まりはありません。他のハチミツと同じようにトーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、料理の隠し味として使用できます。
加熱に関してはマヌカハニーの有効成分は熱に比較的強いので長時間でなければ問題ありません。(一部ビタミンB群など加熱に弱い成分もあります)
ただし料理に使うときはマヌカハニーの風味が強いので少しずつ入れるようにしましょう。
私は健康のためにマヌカハニーを
- 冬の寒い時は抗酸化作用の強い飲み物であるルイボスティーに混ぜて
- 夏の暑い時はショウガと炭酸水に混ぜて本物のジンジャーエールとして
それぞれ飲んでいます。
食べる以外の目的としては
①オイルプリング(うがい)の代わりに
眠っている間に口の中は悪玉菌などが増えて毒素がたまります。
インドの伝統医療のアーユルヴェーダの教えではココナッツオイルでオイルプリングを行いますが、その代わりにスプーン1杯のマヌカハニーを口の中をやさしくタッチするようなイメージでゆっくり味わいます。
口の中が滑らかになり、寝ぼけた体をシャキッとさせます。
マヌカハニーのグレードはMGO100、UMF5+
②のどの調子を維持するために
大事な商談や人前で話をしたりする場合はスプーン1杯のマヌカハニーを摂ってから声を出してみましょう。のどの調子が良くなり、スムーズに声が出るようになります。
また寝る前にのどが痛いなあという場合にもスプーン1杯のマヌカハニーを食べてみてください。
マヌカハニーのグレードはMGO100、UMF5+
③切り傷ややけどなどに
マヌカハニーを綿棒につけて傷口にひとぬりします。
マヌカハニーのグレードはMGO100、UMF5+
④くちびるの荒れや乾燥に
マヌカハニーをそのまま荒れているところや乾燥しているところに塗ります。すぐになじんで荒れていたくちびるがしっとり、つやつやになりますよ。
マヌカハニーのグレードはMGO500、UMF15+
マヌカハニーのフェイシャルパック
材料1回分
マヌカハニー:少量(小さじ4分の1程度)
アルガンオイル:大さじ1杯
ラベンダー精油:1滴 (ある場合で良いです)
作り方
1.小皿にアルガンオイルを入れてラベンダー精油(もしあれば)加え、良く混ぜる
2.マヌカハニーを加えて軽く混ぜる
使い方
1.メイクをしていれば落とし、軽く洗顔をして水気をふきとる
2.作ったマヌカハニーとアルガンオイルを混ぜたものを適量手のひらにとり、体温であたためるようにしてマヌカハニーをオイルに溶かし、なめらかにする
3.目のまわりを避けて、顔にぬる
4.数分経ってから、洗い流す
肌が本当につやつやになりますのでぜひお試しください。
※万が一お肌に合わない場合は使用を中止してください。
マヌカハニーのグレードはMGO100、UMF5+
使用目的によってマヌカハニーのグレードを変えたほうが良いので健康維持やお子さん用、料理用、美容のためにという場合はMGO100~200程度
のどが痛い、くちびるが荒れている、ピロリ菌の除去、インフルエンザが流行している、かぜをひいたかもという場合はMGO400以上のものを選びましょう。
マヌカハニーの正しい選び方
現在マヌカハニーは「需要>供給」となっているために、一部では偽物も出回っています。
詳しくは
「マヌカハニーの正しい選び方!本物のおすすめ専門店の紹介と偽物にダマされないためには?」で紹介していますが、
簡単に説明すると市販のマヌカハニーにはグレードを示す基準が数多くありますが、
ニュージーランド政府は
- UMF
- MGO
- MGS
この3つの規格だけを認定しているので、これらのマークが付いているのかを購入前にチェックしましょう。これに加えて、できれば商品に「成分分析証明書」あるいは「品質証明書」が封入されていれば確実です。
ただしMGOのマークや数値をごまかしている業者もあるようで、それでは一般人は見分けることができません。その場合は長年マヌカハニーを販売していて安心のある業者から購入することをおすすめします。
マヌカハニーの注意点!
このように多くの効果や効能が期待できるマヌカハニーではありますが、小さなお子さんに食べさせるのは1歳以上になってからにしましょう。
1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
厚生労働省では
赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
とこのように紹介しています。
またはちみつは「薬」ではないので、即効性はありません。継続することで効果が期待できます。栄養補助食品として食べるようにしましょう。
まとめ
マヌカハニーは普通のハチミツの効果や効能に加えて、マヌカハニーだけに含まれる強力な抗菌・抗炎症作用がある成分「メチルグリオキサール(MGO)」と強い抗酸化作用がある成分「シリング酸メチル(SAME)」がとても多く含まれています。
マヌカハニーの効果効能は
- ピロリ菌の除去(胃がんの予防)
- カゼ・インフルエンザの予防・症状改善
- 虫歯や歯周病予防
- 整腸作用(便秘や下痢の改善)
- 美容・美肌効果
- 生活習慣病の予防
- 口内炎の治療
- 切り傷・やけどの治療
- せき・鼻づまりの緩和
- のどのケア
- 疲労回復
など多くの病気や症状に有効であると期待されています。
ぜひあなたもマヌカハニーを常備して食生活に摂り入れ健康的に美しくなりましょう。