お酢の中でもリンゴ酢は飲みやすく人気がありますが、それだけではなく多くの効果や効能が期待されています。最近はスーパーなどでもいろいろな種類のリンゴ酢が手に入りやすくなりました。特にアルコールなどが混ざっている「リンゴ酢」は安く手に入ります。
ですがリンゴ(リンゴ果汁)のみを使用した「純リンゴ酢」は結構高いで、自分で純リンゴ酢を作ってみてはいかがでしょうか?市販のものより安く作ることができます。
今回は
- 純リンゴ酢の簡単な作り方
- リンゴ酢おすすめのレシピ
を中心に紹介します。
リンゴ酢の簡単な作り方
【材料】
- リンゴ:1個(皮ごと使用)
- お酢:400mℓ
- 黒糖(粉状)又は氷砂糖:200g
もっとたくさん作りたい場合は2倍、3倍と増やしてみてください。お酢は穀物酢、黒酢、バルサミコ酢などなど好きなもので良いです。健康や美容のためにおすすめなのはアミノ酸がたっぷり入っている黒酢です。
酸味が苦手な人は少し黒糖(氷砂糖)を多めに入れるようにしましょう。
【作り方】
- リンゴをよく洗ってキッチンペーパーで水気をとる
- 皮付きのまま縦に8等分にして芯を取り除き、2cm幅のイチョウ切りにする
- お酢と黒糖(氷砂糖)と一緒に清潔なビンに漬けます。
このときビンの底から
【リンゴ半分】➡【黒糖半分】➡【リンゴ半分】➡【黒糖半分 】と交互に乗せるようにします。
常温で2~3週間漬けこめばできあがりです。(夏は冷蔵庫がおすすめです)
リンゴ酢を短い期間で作る方法
「すぐに飲みたい!」という場合は加熱をする方法で日にちを短縮できます。
- お鍋に材料を入れて弱火で温め、60℃になった時点で火を止める
- 粗熱が取れたらビンに入れて常温で24時間前後待つ
これで完成です。これなら1日待つだけですぐに純リンゴ酢が飲めます。手作りリンゴ酢の保存期間は常温で1年ほどです。
リンゴ酢のおすすめドリンクレシピ
リンゴ酢が完成したら、調味料として使用してももちろん良いです。
ですがリンゴ酢は多くの効果や効能が期待できる飲み物ですので、他の飲み物と混ぜてリンゴ酢ドリンクとして飲みましょう。
①リンゴ酢パークリング
最近「酢パークリング」と言う飲み物が流行っているのをご存知ですか?
炭酸水にお酢を混ぜただけの飲みものです。
炭酸水は腸を刺激するので便秘解消におすすめなのと、お腹がふくらむので食べ過ぎを防ぎます。
リンゴ酢のダイエット効果と合わせて、相乗効果が期待できます。
【作り方】
炭酸水500mlに大さじの酢を1杯加えるだけです。
※これだけで飲みにくい場合はハチミツやオリゴ糖を加えましょう!
②イチゴとリンゴ酢のソーダ割り
こちらは酢パークリングの応用バージョンです。
【材料】
- イチゴ150g
- リンゴ酢40ml
- 炭酸水150ml
【作り方】
- 半分に切ったいちごとりんご酢をミキサーなどでよく混ぜる(10秒程度)
- グラスに、1を50mL入れ、炭酸水を注ぎよくかき混ぜる
イチゴの甘みがあるのでとても飲みやすくなります。
イチゴが売っていない時期はキウイやマンゴー、桃を使って
- リンゴ酢キウイソーダ
- リンゴ酢マンゴーソーダ
- リンゴ酢桃ソーダ
というのもおすすめです。
実際にムーミンスタンドではりんご酢にマンゴー果汁とピーチ果肉の入った「リンゴ酢マンゴー」を販売していたこともありました。
➂リンゴ酢ハイボール
お酒を飲むと血糖値が急激に上がります。
ですがお酢は血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
一緒に入れて飲むとおいしいだけでなく、健康にも良いのがうれしいですね。
【材料】
- 炭酸水200ml
- ウイスキー お好みの量で(入れ過ぎ注意!)
- リンゴ酢40ml
- ハチミツ(お好みで。入れなくても飲めます)
これらを混ぜるだけなので簡単です。
牛角でも「リンゴ酢ハイボール」はメニューになっています。
リンゴ酢を皮まで利用する理由
普段リンゴは皮をむいて食べるから、皮無しで作りたいと思う人も多いようです。
ですがリンゴの皮には豊富な栄養成分が含まれていて多くの効果や効能が期待されています。
リンゴの皮に含まれている注目の4つの成分
- リンゴポリフェノール:抗酸化成分
健康や美容・ダイエット効果も期待されている - レスベラトロール:抗酸化成分
まだ研究段階ですが、認知症予防や長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子を活性化する働き(つまり長生きできる)があると期待されている - ウルソール酸:リンゴの皮から見つかった成分
さまざまな種類のがん細胞の増殖を阻害する働き
老化によって起こる筋肉低下や筋萎縮などの筋肉の衰えを抑える - オクタコサノール:渡り鳥のエネルギー源
人体の能力や機能向上が図れると期待されています。
持久力アップや筋肉痛の軽減、ストレス緩和、運動機能向上など
このようにリンゴの皮には多くの効果や効能が期待されています。
実際はまだ研究段階なので、リンゴの皮に含まれている含有量でどれくらいの効果があるとはわかっていないのですが、これらの成分はリンゴの果肉にはほとんど含まれていません。
できるだけリンゴ酢の原料としてだけでなく、普段からリンゴを食べる時は皮ごと食べましょう。「でも皮には農薬がついているからあまり食べたくない」という人もいるでしょう。
その場合はぬるま湯で洗うだけでも十分に落ちます。それでも気になるという人は果物や野菜についている表面の農薬を落としてくれる商品もいくつか販売されていますので、それを使用しましょう。
まとめ
リンゴ酢は簡単に作ることができるので、ぜひ一度作ってみてください。またアレンジもしやすいのでいろいろな果物を混ぜて試してみましょう。
ただ忙しくて手作りできないと人は市販のリンゴ酢で大丈夫です。その際は普通のリンゴ酢ではなく「純リンゴ」を選ぶようにしてください。
現在はさまざまなタイプのリンゴ酢が出ていますので、どれを購入してよいかわからない場合は下記の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
リンゴ酢のおすすめ商品と正しい選び方!純リンゴ酢とリンゴ酢との違いは?