ミルク酢の効果

今はお酢がブームですね。

  • 黒酢
  • リンゴ酢
  • バルサミコ酢

などいろいろなお酢の健康効果がテレビなどでも紹介されています。その中でも最近徐々に注目されているのが「ミルク酢」です。

牛乳にお酢を混ぜることでさまざまな効果や効能が期待されています。この「ミルク酢」はスーパーでもネットでも販売していなくて、自分で作るタイプです。

ですがとっても簡単で、しかもお酢が苦手な人でも飲みやすいと評判です。

今回は

  • ミルク酢の簡単な作り方や使い方
  • ミルク酢の効果や効能

これらを中心に詳しく紹介します。

ミルク酢の簡単な作り方

ミルク酢の作り方は

【病気にならない体をつくる「ミルク酢」健康法】

こちらを参考にして実際に作ってみました。

この本は管理栄養士の小山浩子さんが書いて、監修がテレビの健康番組でおなじみの医学博士の池谷敏郎先生です。小山浩子さんは2014年グルマン世界料理本大賞 イノベーティブ部門で世界第2位に輝いた実績ものある料理研究家です!

興味がある方はぜひ一度読んでみてくださいね。

病気にならない体をつくる「ミルク酢」健康法

材料

  • 牛乳1リットル
  • お酢75cc(大さじ5杯)

お酢はお好きなもので良いです。私は健康や美容に効果があると言われている玄米が原料の黒酢を使っています。

用意するもの

  • キッチンペーパー
  • ざる
  • ボウル

作り方

  1. 牛乳を入れた鍋を火にかけ、かき混ぜながら温める。
  2. 牛乳の上の方に小さい泡がプツプツと出てきたら酢を加える。沸騰させないように注意!
  3. ヘラなどを使ってゆっくりかき混ぜる

4.上の方に固形物が浮いてきたら火を止める

5.ザルにクッキングペーパーをしいて4を少しずつ入れて濾(こ)す。

濾したあとの残った白い固形物はカッテージチーズです。

栄養もあり、味にクセがないのでさまざまな料理に使えます。

ポイント

ミルク酢の色は黄色みがある半透明です。牛乳が沸騰する前にお酢を入れるのですが、牛乳の温度が低いうちに入れてしまうと白く濁ってしまいます。白い色の場合はと失敗なので注意しましょう。

ミルク酢とカッテージチーズの賞味期限・消費期限は?

ミルク酢の保存期間は冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1か月が目安です。冷凍ですと実際はもっと持ちますが、家庭の冷凍庫は開け閉めが多いので、1か月としていますが、1か月過ぎても食べることはできます。

カッテージチーズは冷蔵庫で保存して、2日から3日で食べきるようにしましょう。食べ切れないという場合はこちらも冷凍保存はできますが、こちらは風味も味もできたてと比べると落ちてしまいます。

ミルク酢の味や使い方・食べ方

ミルク酢炭酸割り
ミルク酢炭酸割り

お酢はそのまま原液で飲むと刺激が強すぎるので、普通は水や炭酸水などで割ったりして飲みます。ただ健康に良い黒酢は水で割ると飲みやすくなるものの、おいしくありません。

おいしくないといくら健康や美容に良いといってもなかなか継続しないですよね。ですがミルク酢の場合は牛乳の甘みが残るのでリンゴ酢を原料にしたときはもちろんのこと、黒酢が原料でも飲みやすいです。

私は炭酸で割って飲んだり、100%の果物のジュースに入れて飲んだりしていますが味がまろやかになっておいしいです。

またご飯を炊く時にミルク酢を入れるとご飯がつやつやになります。米1合に対してミルク酢100cc、残りは1合のメモリに合わせて水を入れるだけです。

ご飯がおいしくなるのでぜひ試してみてください。また味噌汁に入れるのもおすすめですよ。さらにドレッシングの材料としてもお使いいただけます。

そしてミルク酢を作るの時にできたカッテージチーズはサラダの上にのせたり、パスタの上にトッピングとしてもおいしくいただけます。また、ひき肉料理などにつなぎで混ぜ込むと食感がフンワリとやわらかく仕上がるのでぜひ試してみてくださいね。

ミルク酢に含まれる栄養成分や効果や効能

ホエー
ホエー

 

市販のヨーグルトを買ってフタを開けてみると、上の部分に薄っすらと液体が浮いているのを見たことがありますか?これを「ホエー」と言います。

昔はホエーは栄養も何もない、ただの液体と思われていて捨てられていた時期もありました。ですが最近はホエーに含まれる栄養素が注目されていて多くの効果や効能があると期待されています。

実際にホエーパウダーとしてアスリートの愛好家が多いですし、最近では豚に栄養たっぷりのホエーを飲ませて育てる「ホエー豚」も見かけるようになりました。

このホエーが名前を変えて「ミルク酢」と言われていますので、体に良いのは間違いないですね。ではミルク酢にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか?

ミルク酢の栄養成分

①ラクトフェリン

ラクトフェリンは母乳などに含まれる天然のタンパク質です。母乳で育った赤ちゃんの方が免疫力があると言われるのはラクトフェリンが原因ではないかと言われています。

また殺菌作用もあり、ラクトフェリン入りのヨーグルトを食べると「ノロウイルス」などのウイルス系の病気に効果があるとも言われています。

②タンパク質と必須アミノ酸

ミルク酢にはタンパク質が多く含まれていますが、そのタンパク質を作る必須アミノ酸などのアミノ酸もバランス良く含まれています。必須アミノ酸は9種類ありますが、これが全種類しかもバランス良く含まれている食べ物は少ないと言われています。

ですが、ミルク酢(ホエー)必須アミノ酸のバランスが抜群で、特にBCAA(分岐鎖アミノ酸)と言われる

  • イソロイシン
  • ロイシン
  • バリン

この3種類が特に多く含まれています。

BCAA」は筋肉で代謝され、筋たんぱく合成に重要です。

BCAA入りの粉末のサプリメントはボディービルダー向けのたんぱく質粉末として人気があります。さらに後期高齢者のサルコペニア予防用としても注目されています。

筋力量が低下し、筋たんぱく質合成能力が低下した高齢者に一定の運動負荷をかけ、その後ホエータンパク質を摂取すると、筋量・筋強度が高まることが確かめられています。

さらに疲労回復の働きもあるため、運動前後に摂ると有効です。また、BCAAを多く摂ることで基礎代謝量が上がり、健康的なダイエット作用も期待できます。

そしてホエーは化粧品の原料として使用されています。

それはアミノ酸の種類にはコラーゲンの主成分となる

  • プロリン
  • アラニン
  • グリシン

といった成分などに美肌効果が期待されているからです。

➂カルシウム

牛乳にもカルシウム含まれているので、牛乳で摂れば良いと思うかもしれませんが、実は牛乳のカルシウムは吸収力が低いと言われています。

ですが、お酢に含まれる酢酸はカルシウムの吸収力をアップさせる働きがあります。カルシウム不足は骨粗しょう症やイライラを招いたりしますが、ミルク酢であれば不足を解消することができます。

④酢酸

お酢の主要成分です。

ミルク酢を飲んで血糖値や高血圧が下がったり、ダイエットができたというのは酢酸によるものです。

酢酸

  • 高血糖値の改善
  • 高血圧の改善
  • 脂肪燃焼・脂肪の吸収を抑える(ダイエット効果)

という働きがあります。

そのためミルク酢を料理に入れたり、食事の時に一緒に飲むことで血糖値の急上昇を抑えることができるだけでなく、多くの病気の予防となります。

そしてBCAAが基礎代謝を上げて酢酸が脂肪燃焼や脂肪吸収を防ぐことにより、より高いダイエット効果が期待できます。

このようにミルク酢には健康維持や美容、そしてダイエットに欠かせない飲み物です。

まとめ

ミルク酢は市販には売っていませんが簡単に作ることができます。そしてミルク酢は実はホエーのことで、このホエーには栄養がたっぷりと含まれており、

  • 健康維持
  • 美容効果
  • ダイエット効果

などが期待されています。

ですがダイエット効果は毎日継続しないいと意味が無いと言われています。

摂取量に関しては上限は言われていませんが、お酢は1日30mlで効果が期待できて、逆にそれ以上の摂りすぎは刺激が強い飲み物のため身体に良くありません。

ミルク酢は1リットルあたり、75mlのお酢を使用するので、1日当たり、コップ1杯か多くても2杯くらいまでにしておきましょう。

ぜひ毎日継続して美しく健康的にダイエットを目指してみてはかいがでしょうか。