今は「腸活」がブームで発酵食品が人気あります。
その中でもおすすめは植物性の乳酸菌がたっぷり含まれている「ぬか漬け」です。
ぬかだけでなくさらに漬けている野菜まで栄養価がアップするので、健康・美容そしてダイエット効果まで期待されています。
ただし、「ぬか漬け」は以前と比べると自宅で作っている人が少なくなってしまったようです。
ですが失敗も少なくお財布にも優しいので、ぜひ一度試していただきたい食べ物です。
ぬか漬けを作るには「毎日かき混ぜる必要があり、それが結構面倒!」と思うかもしれませんが、最近は冷蔵庫でぬか漬けをつくる方法もあり、その場合は毎日かき混ぜなくてもよいので、忙しいあなたにはぴったりかもしれません。
今回はぬか床・ぬか漬けの作り方を中心に失敗しないためのポイントなどを紹介します。
ぬか床・ぬか漬けの簡単な作り方
日本一ぬか漬けが美味しいという250年もの歴史のある老舗旅館のレシピなのでぜひ参考にしてください。
【ぬか床の材料】
必ず必要なもの
- 米ぬか(炒っていないもの、なるべく新鮮なもの)
- 塩(米ぬかに対し13%)※米ぬか1kgの場合 塩130g
精製塩よりも粗塩がおすすめ - 器 適した容器はホウロウ、陶器、ガラス製です。
必ずふた付きのものを用意しましょう。
ぬか1kgに対して3.5~4ℓの容器が必要です。
目安はぬか床の倍の高さのあるもの。
容器を持ってない方におすすめはやはり人気の「ぬか漬け美人」ですね。
ニオイがつきにくい点や冷蔵庫に収納しやすい点がおすすめです。
年中いろんなぬか漬けが楽しめます。
これだけでぬか床ができますが、こだわりたいあなたは下記の食べ物も入れてみましょう。
香りづけ材料(お好みで)
- いりこ:米ぬか1kgの場合 7匹程度
袋に入れて冷凍し、その後荒く砕きます - 鷹の爪:米ぬか1kgの場合 3本ぐらい
細かく切って種ごと入れます - にんにく:ひとかけら
薄くスライスして入れます。
さらに風味を加えたい時
※ぬか床が熟成してから入れてください。
- 昆布
- ゆず
- 鉄:100%素材のもの
分銅など(野菜の色を鮮やかにします)
【ぬか床の作り方】
①米ぬかに直接塩をいれ、よくかき混ぜます。
塩を水に溶いてから入れる場合もあるようですが、ここが老舗旅館の女将のこだわり!
水に溶いてしまうと塩加減がわかりづらくなるとか。
②香りづけ材料を入れ、水を少しずついれてかき混ぜます。
耳たぶぐらいの柔らかさになるように、水の量を調整します。
これでぬか床の完成です!
ぬか床が熟成するまで、数日かかります。
それまでは、美味しいぬか漬けになりません。
そのため、くず野菜を入れてぬか床の発酵を促すといった方法があるようですが、老舗女将のこだわりがここにも。
「くず野菜づけは行わず、最初から本番づけをする!」
毎日のお野菜のお味をみて、ぬか床の熟成具合を知ることが大切です!
ぬか漬けに合う野菜と合わない野菜
ぬか漬けの野菜は好みの野菜で良いですが、おすすめは
- きゅうり
- 大根
- 白菜
- キャベツ
- ナス
- にんじん
- かぶ
などで合わない野菜は水分が多いトマトやタマネギです。
ナスやかぶなどは切り込みを入れると味がしみ込みやすいですよ。
では野菜を入れてからどれくらいで食べられるようになるかというと
常温なら約1日、冷蔵庫なら3日といったところです。
ぬか床を混ぜるタイミングで野菜を取り出し、新しい野菜を入れるイメージで良いと思います。
これも好みがあり、サラダ感覚で食べたい方は早めに取り出したほうが良いですし、糠の香りを楽しみたい方はじっくり漬けておいたほうが旨味もまします。
ただぬか漬けは作りたいと思うものの、ここまで出来ない。。。
と言う方のために、今はぬか床セットが売っています。
おしくて安全で本格的なぬか漬けを作りたいというぜいたくなあなたにおすすめのキットは「たね坊お手入れ熟成足しぬかセット」です。
こちらのぬか床のセットは楽天市場で2年連続グルメ大賞を受賞したものです。35年間継ぎ足してきた「熟成ぬか」に国産原材料を配合してから熟成するまで約1ヶ月もの時間をかけています。
企業秘密の熟成方法で作られた「ぬか床」は毎日かき混ぜなくても美味しいぬか漬けが漬けられるので忙しいあなたにもにもピッタリです。
混ぜるだけですぐできますので、初心者の方も失敗しらずです!!
ぬか漬け・ぬか床のお手入れや失敗しないポイント
さあ、ここからが本番ですね。
乳酸菌はぬか床でどんどん増えています。
ここからは、ぬか床のお手入れ方法を紹介します。
ぬか床のお手入れ方法と注意点!カビ対策について
とにかくよくかき混ぜてください。
常温なら毎日。
冷蔵庫で保管しているなら4,5日を目安にかき混ぜてください。
乳酸菌や酵母菌などが生きていますので愛情を込めて混ぜてください。
ぬか床にカビが生えた場合
カビにはいくつか種類がありますが白カビと見えるのは実は酵母菌です。
そのため白いものがポツポツと現れても問題はないですが、発酵して増えすぎるとシンナーのような香りになるので注意が必要です。
その場合は表面と底を入れ替えるようにかき混ぜましょう。
また冷蔵庫に入れると発酵が止まります。
一方青や黒、赤色のカビの場合は注意が必要です。
カビの部分を含め、表面から1~2cmほど大目に取り除きましょう。
それでもまだ匂いやお味が変なら捨てた方が良いです。
カビを生やさないために
- 暖かいところで長期間放置しない
- 容器のフチなどについたぬかはきれいにふきとる
- ぬかの表面を平らにして空気をぬき雑菌の繁殖を抑える
これらを心がけましょう
また「ぬかを足す時に塩分を足さないとカビが生えやすくなる」ので注意してください。
そしてトウガラシを入れると長持してカビが生えにくくなるのでおすすめです。
ぬか床が水っぽくなったら。。?
乾いたぬかを加えてまぜてください。
この場合も、炒ってないもの、新鮮なものをなるべく選んでください。
出てきた水分を捨ててしまう方もいるようですが、実はこの液体には沢山の乳酸菌がいます。
捨てずに上手く硬さを調節してください。
また、水分を吸ってくれるような食材を漬けましょう。
おすすめは昆布や乾燥湯葉、切干大根、乾燥大豆、干ししいたけなどです。
ぬか漬けが酸っぱくなったら?
乳酸菌たちが増えすぎてしまっています。
酸っぱくなったり、つけ具合が悪くなったりしたら、塩を加えて混ぜてください。
塩を入れると乳酸菌の発酵が抑制されます。
塩を入れたら、2,3日、野菜を入れずぬか床を休ませてあげてください。
これで、おいしいぬか漬けができます!
ぬか漬けの効果や効能は
ぬか漬けの栄養と効果効能がスゴイ理由!植物乳酸菌や酵素で健康にキレイになれる!を参考にしてください。
まとめ
ぬか漬けの注目の栄養成分は
- 身体の重要な働きをする腸を活性化させる植物性乳酸菌
- 老化を防ぐ酵素
- 糖質を分解する酵母
などですが、これからを一度にとれるなんとも魅力的な食べ物です!
さらに野菜の栄養も取れますし、ぬか漬けにすることで野菜の栄養価がアップするのは本当にうれしいですね。
最近は乳酸菌ブームですが、多くはヨーグルトなどの動物性乳酸菌を摂る人が多いようです。
動物性乳酸菌が必ずしも効果がないというわけではありませんが、もしヨーグルトを食べても効果を実感しない場合はぬか漬けなどの植物性乳酸菌を摂るようにしましょう。
動物も乳酸菌も手を抜いてしまえば、病気(カビ)になったり、すねて粗相(酸っぱくなったり)します。
愛情を持って接すれば、あなたを内側から輝かせてくれますよ!
乳酸菌とともに、美しいあなたと輝く毎日を送ってください。