マヨネーズ カロリーハーフ

以前どんな食べ物にもマヨネーズをかける人を「マヨラー」と呼んでいましたね。

ただマヨネーズばかり食べていると油(脂質)とカロリーの摂りすぎで太り過ぎている人も多いですね。

そんな人におすすめと言われているのが「カロリーハーフ」です。

最近は「ハーフ」よりもカロリーが少ない「ライト」という商品も出ていますね。

健康に良いというイメージですが、カロリーが少ない以外にも健康に良い成分が入っているのでしょうか?

それとも逆に危険性が高い添加物が多いのでしょうか?

実は「ハーフ」や「ライト」はマヨネーズではないのをご存知でしたでしょうか?

今回はマヨネーズとハーフやライトの違いを詳しく、そしてどれを食べるのがおすすめなのかについても紹介します。

マヨネーズとカロリーハーフやライトの違いは?

まずは大手食品会社キューピーマヨネーズカロリーハーフライトのカロリーや栄養成分の量を比較しました。

マヨネーズとハーフ、ライトの栄養成分の比較

大さじ約1杯(15g)当たりの栄養成分

成分 マヨネーズ ハーフ ライト
カロリー 100kcal 49kcal 2okcal
タンパク質 0.4g 0.4g 0.4g
脂質 11.2g 5.1g 1.5g
炭水化物 0.1g 0.3 0.9g
食塩 0.3g 0.4g 0.5g

大さじ1杯でマヨネーズのカロリーが100kcalなので、かなり高いですね。

そしてカロリーハーフカロリーだけでなく脂質ハーフです。

さらにライトカロリーハーフよりも半分以下のカロリー脂質です。

ただし一方で微量ではありますが、炭水化物食塩はハーフやライトの方が多いです。

これだけを見るとマヨネーズと比べてハーフライトの方が体に良いと思いますね。

ちなみに「ゼロ」という商品も販売されていますが、この商品はカロリーがゼロではなく、コレステロールがゼロです。

ゼロ」はカロリーや成分はほとんど「カロリーハーフ」に近い商品です。

では次に3つの原材料を見てみましょう。

マヨネーズの主な原料は植物油脂(サラダ油)、卵、酢でこの3つで約95%を占めています。

マヨネーズとカロリーハーフ、ライトの原材料

次に3つの使用されている原材料を比較します。

実際にキューピーのマヨネーズの原材料

  • 食用植物油脂
  • 卵黄
  • 醸造酢
  • 食塩
  • 香辛料
  • 調味料(アミノ酸)
  • 香辛料抽出物

となっています。

一方でカロリーハーフの原材料

  • 食用植物油脂
  • 醸造酢
  • 食塩
  • 砂糖
  • 香辛料
  • たん白加水分解物
  • 増粘剤(キサンタンガム)
  • 調味料(アミノ酸)
  • 香辛料抽出物

となっています。

ライトの原材料は

  • 醸造酢
  • 食用植物油脂
  • 食塩
  • デキストリン
  • 砂糖
  • たん白加水分解物
  • 香辛料
  • 香味食用油
  • 増粘剤(キサンタンガム、加工でん粉)
  • 調味料(アミノ酸)
  • 甘味料(ステビア)
  • 香辛料抽出物、

これを比較するとマヨネーズカロリーハーフの原材料は似ていますが、カロリーハーフの方が食品添加物の種類が多いです。

そしてライトはマヨネーズやカロリーハーフと違って醸造酢が一番多く使用しています。

さらに食品添加物の種類も一番多いです。

またマヨネーズには使用していない「砂糖」をハーフライトは使用しています。

この砂糖の分、炭水化物はハーフやライトの方がマヨネーズよりも多くなっています。

このようにハーフやライトがマヨネーズよりも添加物が多いのは、マヨネーズの規格とは違うからです。

マヨネーズでは使用できない添加物を使用することでカロリーや脂質を減らしているのです。

つまり、カロリーハーフとライトはマヨネーズではありません。

マヨネーズの定義は?

日本農林規格(JAS)によると

半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。

カロリーハーフとライトとは?

カロリーハーフライトの名称はマヨネーズではなく、サラダクリーミードレッシングです。

サラダクリーミードレッシングの定義は

日本農林規格(JAS)によると

半固体状ドレッシングのうち、卵黄及びでん粉又は糊料を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、でん粉(加工でん粉を含む。)、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、乳化剤糊料、調味料(アミノ酸等)、酸味料、着色料及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が10%以上50%未満のものをいう。

パッと見ただけでは違いがわかりにくいので、マヨネーズとは違う部分を黄色で塗りつぶしています。

ハーフやライトは使用できる原材料や添加物でマヨネーズよりも多く、しかも植物油脂の占める割合がマヨネーズよりも低いです。

特に食品添加物で比べると

マヨネーズで使用してよい添加物は

日本農林規格(JAS)によると

調味料
5’-イノシン酸二ナトリウム、5’-グアニル酸二ナトリウム、L-グルタミン酸ナトリウム、コハク酸二ナトリウム及び5’-リボヌクレオチド二ナトリウム
2香辛料抽出物

カロリーハーフやライト

1調味料
5’-イノシン酸二ナトリウム、5’-グアニル酸二ナトリウム、L-グルタミン酸ナトリウム、コハク酸二ナトリウム及び5’-リボヌクレオチド二ナトリウム
酸味料
クエン酸
乳化剤
酵素処理レシチン、酵素分解レシチン、植物レシチン、分別レシチン及び卵黄レシチン
着色料
ニンジンカロテン、トウガラシ色素及びパーム油カロテン
糊料
カラギナン、キサンタンガム、グァーガム、タマリンドシードガム及びペクチン
香辛料抽出物
加工でん粉
アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、酢酸デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン及びリン酸架橋デンプン

大きく分けると食品添加物の使用は

  • マヨネーズは2種類
  • ハーフとライトは7種類

となっていますが、添加物の中には総称で呼ばれているものもあるので、実際に使用できる添加物の種類が多くなっているものの、必ずしも全てを使用しているわけではありません。

また添加物に関しては安全性が高いものが多く、気になるのは糊料のカラギナンキサンタンガムグァーガムです。

動物実験では悪い数値が出ていますが、マヨネーズに使用しているのは微量ですので、それほど気にしなくても良いです。

ただ少し気になるのが「たん白加水分解物」です。

こちらは食品添加物ではなく食品に分類されます。

ですが、食品の味を調えるという意味で限りなく添加物に近いです。

たん白加水分解物は大豆や小麦、魚などに含まれるたんぱく質酵素または塩酸を使って分解し、うまみ成分を取り出した工業調味料です。

特に塩酸を使ってたん白加水分解物を作る際にクロロプロパノールという物質ができる場合があります。

この物質は動物実験で発がん性が疑われています。

参照:農林水産省「クロロプロパノールの健康影響

もちろん、たん白加水分解物の使用量は微量なので、それほど影響はありません。

ただ心配なのが、たん白加水分解物はとても味が濃厚でスナック菓子やカップラーメンなどに使用されています。

この味に慣れてしまうと味覚が壊れてしまうと警鐘を鳴らす人もいます。

摂りすぎには注意しましょう。

一応マヨネーズにも使用してよい原材料ですが、キューピーマヨネーズには使用さえていなく、カロリーハーフやライトに使用されています。

マヨネーズとカロリーハーフやライトはどちらが危険?

2a395dc0a408d27dd995788a927ce0ec_s

カロリーや脂質が多いマヨネーズと添加物の種類が多いハーフやライトはどちらが危険性が高いのでしょうか?

これは人によって違います。

カロリーや脂質を制限しなくてはいけない人は当然、ハーフやライトの方が良いです。

また添加物をたくさん使っている食べ物は避けたいという人はマヨネーズが良いわけです。

ただマヨネーズの場合、7割以上が油でできています。

その油も体に良い食用油を使用しているのであれば良いですが、原価を抑えるために使用しているのは安いサラダ油です。

サラダ油の問題点はいろいろとありますが、

  • 原材料の大豆は遺伝子組み換え
  • トランス脂肪酸が含まれている
  • リノール酸の摂りすぎ

という問題があります。

遺伝子組み換えの問題は長くなるので省略しますが、避けている人も多いです。

トランス脂肪酸は多くの悪影響を及ぼすと言われている脂肪酸です。

サラダ油を製造する際、またはサラダ油を加熱して調理に使用する際に発生します。

マヨネーズなどに含まれるトランス脂肪酸はキューピーのお客様相談室では

大さじ約1杯(15g)当たりで、キユーピー マヨネーズには 0.17g、キユーピー ハーフには0.05gのトランス脂肪酸が含まれています。
(100g当たりでは、キユーピー マヨネーズ 1.1g、キユーピー ハーフ 0.3g)

と説明しています。

国際機関ではトランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。

日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalなので平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。

それと比べるとマヨネーズ大さじ1杯で0.17gですから、それほど心配はありません。

ですが、サラダ油で揚げた唐揚げやポテトにマヨネーズをかけると食べる個数にもよりますが、すぐにトランス脂肪酸の摂取量は2グラムを超えるので注意が必要です。

またサラダ油に多く含まれるのがオメガ6系脂肪酸のリノール酸です。

リノール酸は必須脂肪酸の一つなので、食べ物から摂る必要があります。

ですがサラダ油は植物油脂と名前を変えて、マヨネーズだけでなく、あらゆる食品加工品に含まれているのため、日本人の多くがリノール酸の過剰摂取と言われています。

となるとカロリーと脂質が多いマヨネーズもあまりおすすめできませんし、添加物をたくさん摂ることの安全性はまだハッキリとしていないので、ハーフやライトもおすすめとも言い難いです。

ですが、おいしさで言えばマヨネーズですので、どちらか選べと言われたら、

健康な人はマヨネーズ、不健康な人はハーフやライトがおすすめとしか言えません。

ただ本来はマヨネーズは簡単に手作りができます。

安全なマヨネーズの作り方

材料

約200cc分

  • 卵黄:1個
  • 酢:大さじ2
  • 塩・こしょう:少々
  • 食用油80~120cc

お酢は何でも良いですが、健康のためにおすすめなのは黒酢です。

そして食用油ですが、ここはサラダ油ではなく、トランス脂肪酸の心配のない低温圧搾製法で作られた商品を選びましょう。

おすすめの食用油はリノール酸が少ない、

  • オリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイルがおすすめ)
  • オメガ3系オイルのえごま油やアマニ油

ただ少し味にクセがあるので、気になるならばリノール酸が多いのが気になりますが、トランス脂肪酸がゼロの低温圧搾製法で作ったグレープシードオイルだと味もおいしいマヨネーズになります。

作り方

  1. ボールに卵黄を入れて泡立て器で白っぽくなるまでかき混ぜる
    ※ハンドミキサーがあるとしっかりと混ぜられます
  2.  1に酢大さじ1杯、塩、こしょうを入れてさらにかき混ぜる
  3.  2に食用油を少しずつ加えてかき混ぜる。
  4.  3が固くなってきたら食用油を加えるのをやめて残りの酢を入れて混ぜる
  5.  残った食用油を好みの濃度になるまで少しずつ加えてよくかき混ぜる

食用油が多いと少しゆるめのマヨネーズになります。

添加物がないマヨネーズなので冷蔵を1週間程度で使い切りましょう。

※マヨネーズにワサビを少し入れると味の変化もなく長持ちします。

おすすめマヨネーズ

マヨネーズは手作りは時間がない、でもできるだけおいしいものを食べたいという人におすすめのマヨネーズを紹介します。

①「有精卵マヨネーズ

おすすめポイントは

  • 大分県の久住高原で放し飼い(平飼い)
    された元気な鶏の有精卵を100%使用
  • エサには抗生物質などの薬品類を
    一切使用していない
  • 圧搾一番絞りのなたね油とべに花油を使用
  • 食塩は自然塩
  • 砂糖はビート糖を使用
  • アミノ酸などの合成調味料は一切使用していない

といった本当に安心・安全にこだわった
マヨネーズを使用しています。

創健社 有精卵マヨネーズ 300g

②「松田マヨネーズ

この商品の特徴は

  • 食用植物油:米澤製油の圧搾一番なたね油だけを使用
  • 卵:(平飼い)有精卵を生む環境の中で自由に運動している健康な鶏の新鮮な卵(全卵)を使用。遺伝子 組み換えやポストハーベスト農薬散布のの餌は不使用
  • りんご酢:ポストハーベスト農薬の心配のない国産りんご果汁100%で造った酒を発行させた本来の酢
  • 食塩:伊豆大島の海水から、日本特有の伝統的な製塩法で作られた昔ながら の伝統

とこだわりを持って製造しています。

この商品がスゴイと思ったのはトランス脂肪酸の量もパッケージに表記しているところです。

松田マヨネーズ トランス脂肪酸

100g当たり、トランス脂肪酸の量は0.87gなのですが、大さじ1杯でキューピーのマヨネーズと比較すると松田のマヨネーズの方が少ない量です。

有精卵マヨネーズ」にもトランス脂肪酸は含まれているはずですが公表していません。

松田 マヨネーズ・辛口 300g

甘口タイプもあります。

松田 マヨネーズ・甘口 300g

まとめ

マヨネーズはおいしいがカロリーと脂質が多い

カロリーハーフライトはカロリーと脂質が少ないがマヨネーズ規格では使用できない材料や添加物を使用していて、名称は「サラダクリーミードレッシング

また砂糖を使用して、食塩が若干多いのもサラダクリーミードレッシングで、トランス脂肪酸の量はマヨネーズよりも少ない。

ゼロ」はコレステロールがゼロで、それ以外は「カロリーハーフ」に近い商品です。

マヨネーズはたっぷり使わなければ健康に問題ないですが、揚げ物などと一緒に食べるとカロリーや脂質、トランス脂肪酸の過剰摂取につながるので気を付けましょう。

くれぐれも唐揚げやコロッケ、ポテトフライにマヨネーズはやめてくださいね。

健康な人は一番おいしくて添加物が少ない「マヨネーズ」を、カロリーや脂質を抑えるように言われている人は「カロリーハーフやライト、ゼロ」がおすすめです。

もし時間があれば安心・安全なマヨネーズを食べたいなら手作りが一番です。

その場合の食用油は低温圧搾(コールドプレス)製法の商品を選ぶようにしましょう。

トランス脂肪酸がゼロですし、なによりとてもおいしいです。

ただし、おいしいからといって決してマヨラーにはならないでくださいね。

下記の記事ではマヨネーズの賞味期限を紹介しています。

マヨネーズの賞味期限切れはいつまで大丈夫?未開封と開封の違いと腐った場合の状態について

時間がございましたらこちらもご覧ください。