香り高く「スパイスの王様」と言われるシナモンは最近、美容や健康効果が注目されています。
テレビ番組などでも
- 毛細血管を丈夫にする
- 薄毛(抜け毛)の予防
- 美肌
などにも効果があると紹介されています。
人気も徐々に高まり、スーパーなどでも手軽に買えるシナモンですが値段だけで商品を選らんでいませんか?
今回は良質なシナモンを選ぶ際のポイントとおすすめ商品を紹介します。
シナモンの正しい選び方!セイロン産と中国産の違いは?
日本でシナモンと呼ばれるものには主に
- 「チャイナ・シナモン(別名カシア)」
- 「セイロン・シナモン」
この2種類です。
セイロンシナモン
主にスリランカで栽培されているシナモンを「セイロンシナモン」と言います。
薄くなった樹皮を何枚も重ねて丸めたもので、とても柔らかいです。
さわやかで上品な香りが特徴です。
チャイナシナモン(カシア)
中国(チャイナ)以外にはベトナムでも栽培されています。
セイロンシナモンはコルク層を除いて丸められていますが、カシアはコルク層を残したまま丸められています。
そのためにカシアはセイロンシナモンより厚く、かなり固いです。
カシアの特徴は濃厚な甘い香りと刺激のあるスパイシーな香りです。
同じシナモンなので、それほど大きな違いはありませんが、
- 上品な香りが良い場合はセイロンシナモン
- 濃厚の香りが良い場合はカシア(チャイナシナモン)
を選んでください。
セイロンシナモンとチャイナシナモン(カシア)の価格の違い
一般的にチャイナシナモン(カシア)の方が価格が安いです。
これはセイロンシナモンが樹皮のコルク層を取ってから、何枚か重ねて丸め、乾燥させるため手間がかかるためです。
加工食品のお菓子などで使用されるシナモンはほとんどが安いチャイナシナモン(カシア)を使用しています。
またお店に置いてある商品を見るとセイロンシナモンの場合は「セイロンシナモン」とパッケージに書かれていますが、チャイナシナモン(カシア)はただ「シナモン」としか書いていない場合が多いです。
産地が書かれていなければ、ほぼ100%カシア(中国産かベトナム産)です。
詳しい理由はわかりませんが、おそらく「中国=品質が悪い」というイメージを避けるためかもしれません。
このように産地によって香りやクマリンの含有量、価格に違いがありますので、何を重視するかで商品を選びましょう。
おすすめのシナモン
安くて容量の少ないシナモンはスーパーで購入できますので、ここでは品質の良い商品を紹介します。
①S&B ORGANIC SPICE 有機シナモンパウダー
セイロンシナモンと書いてはありませんが、こちらの商品はスリランカ産のセイロンシナモンです。
しかも有機(オーガニック)なので安心してお召し上がれます。
また有機といっても、どこの国が認証しているのかも重要です。
サイトで有機シナモンと書いてあっても実際に注文すると
- ラベルに有機という文字が書かれていない
- どこの国が認証されたものかわからない
という商品もあります。
このセイロンシナモンは有機JAS(日本農林規格)が認証しているので安心してお召し上がれます。
S&B ORGANIC SPICE 有機シナモンパウダー22g
②マスコット セイロンシナモンパウダー
こちらもセイロンシナモンです。
有機ではありませんが、S&Bの有機シナモンパウダーよりも若干内容量が多く、価格も少し安いのでオーガニックにこだわりなければこちらがおすすめです。
➂ラグナ・オーガニックセイロンシナモンパウダー
こちらも有機JAS認定のセイロンシナモンです。
容量が100gと多いので、容器を使い切った場合の追加注文としておすすめです。
④神戸スパイス シナモンパウダー カシア
こちらはカシアなのでチャイナシナモンです。
原産国はインド、ベトナムで有機栽培ではありません。
セイロンシナモンでは多くの有機商品があるものの、チャイナシナモン(カシア)はいろいろと探しましたが、現時点では見つかりませんでした。
容量が250gもあってお買い得価格なので、濃い香りのシナモンをできるだけ安く手に入れたいという人におすすめです。
⑤S&B ORGANIC SPICE 袋入り有機シナモンスティック
こちらはスティックタイプの有機JAS認定のセイロンシナモンです。
S&B ORGANIC SPICE 袋入り有機シナモンスティック 4本×5個
紅茶やコーヒーにシナモンスティックを添えてかき混ぜると、とても良い香りがするのでいつもと違う味わいが楽しめます。
料理ではシチューやカレーなどにスティックを隠し味で使用しましょう。
まとめ
スリランカ産のセイロンシナモンとチャイナシナモン(カシア)では
- 香り:濃い香りがチャイナで上品な香りがセイロン
- クマリン:チャイナが圧倒的に多い
- 価格:セイロンシナモンの方が高い(手間がかかる)
といった違いがあります。
特にクマリンの量が多いチャイナシナモンは健康に悪いというイメージがありますが、クマリンは適量であれば健康・美容に効果が期待できる成分です。
料理や飲料に適量を混ぜて飲む分には問題ありません。
ただしシナモン入りのサプリメントの場合が過剰摂取になる可能性があり注意が必要です。
セイロンシナモンとチャイナシナモンのクマリンの違いなどに関しては下記の記事
シナモンの注目の栄養成分と効果効能!ニッキとの違いや毛細血管・薄毛・ダイエットに効く理由を紹介をご覧ください。
専門の期間でも日常で使用する分には問題ないと言っているように、肝機能に問題が無く、過剰摂取しない人であれば香りが濃厚なチャイナシナモンはおすすめです。
実際にカフェでおいてあるシナモンやシナモンロールなどで使用されているシナモンもチャイナシナモンです。
ただチャイナシナモンは有機商品がほとんどないので「外国産は心配」という人はセイロンシナモンを購入しましょう。
おすすめ品⇒S&B ORGANIC SPICE 有機シナモンパウダー22g
以前はただの香りづけだけと思われていたシナモンですが、本当に多くの効果や効能が期待できることがわかってきました。
健康維持や美容のためにもぜひシナモンを毎日摂るようにしましょう!