マヌカハニーは健康や美容など多くの効果や効能が期待されていますが一般的なハチミツと比べると価格が高いため、販売業者がリスクを冒してでも偽装したがる食品と言われています。

また、マヌカハニー実際の生産量にくらべて消費量が多い(供給量<需要量)という問題があり、実際に偽物(マヌカハニーに手を加えて良く見せる)も出回っているので購入する際には注意が必要です。

さらに本物のマヌカハニーでもグレードがあり、その数値を把握していないと結局ほとんど効果を実感できなかったという可能性もあります。

この機会にマヌカハニーの正しい選び方を理解しましょう。

マヌカハニーの基準の認証マークMGOやUMF、MGSとは?

マヌカハニーの主要産地であるニュージーランドでは、その品質を保つためにいくつかの基準を作っています。

市販のマヌカハニーのラベルには

  • MGO
  • UMF
  • NPA
  • MGS
  • TA
  • Active

などの表示があります。

これらはマヌカハニーのグレードを示す認証基準で、さまざまなメーカーや団体が定めたものです。必ずこれらの「認証マーク」がある製品を選びましょう。

とはいえこれらの表示を全部覚えるのは大変ですし、もともとマヌカハニーにはこのような基準はありませんでした。

マヌカハニーの代表的認証マークはUMFとMGS

認証マークができた経緯は、まず1981年に「マヌカハニーの父」とも呼ばれるピーターモラン博士が、マヌカハニーに特別な抗菌殺菌成分が含まれている事を発見しました。

さらにピーター・モラン博士はその年の天候や養蜂された場所によって異なる活性パワーを数値化することに成功し、それをボトルに表記する(認証マーク)ことでマヌカハニーの信用を勝ち取りました。

その認証マークUMFといい、ユニークマヌカファクター(Unique Manuka Factor)の略で「マヌカの特徴成分」という意味です。

UMFの数値が高くなるにつれ、その力も強くなり高い効果が期待できます。

その後2006年にドイツ人のトーマス・ヘンレ教授が抗菌特性を担うマヌカハニー中の化合物がメチルグリオキサールMGO)であると判明し、そして2010年にはMGS(Molan Gold Standard)という新しい基準が定まりました。

このMGSという規格はUMFの規格を作ったピーター・モラン博士が新たに作った規格です。

MGSの規格を立ち上げたのは、「UMF自体の測定方法に誤差が出やすい」ことと、ピーター・モラン博士が目指す運営方針とUMFハニー協会が違う方向へ進み始めたため、新たにMGS(Molan Gold Standard)という基準を立ち上げました。

このように最初に定められたUMF以外にもさまざまな規格でマヌカハニーの活性パワーが数値化され販売されるようになりました。

偽物が多いマヌカハニー

マヌカハニー

2013年イギリスの「食品&環境リサーチ機構」が行った調査によると、

イギリスで販売されているマヌカハニーのうち、約50%のマヌカハニーが数値を偽装していることが判明して社会問題にもなりました。そこで2015年1月1日にニュージーランド政府が国をあ、違法な数値表示撲滅に乗り出し

  • UMF
  • MGO
  • MGS 

この3つの規格ニュージーランド政府認定に決定しました。他にも色々な基準があるものの、まずはこの3つの規格を覚えてください。

ただ3つも覚えるのも大変な場合は「MGO(メチルグリオキサール)」だけで十分です。ただし、一部の商品にはMGOが表記されていない商品もあるので、その場合はUMFになります。

マヌカハニーの高い抗菌作用はMGO(メチルグリオキサール)によるものです。

イギリスの医療雑誌(1994年1月号)で「マヌカハニーがピロリ菌を殺菌する」とという研究結果が報告されています。それはMGOメチルグリオキサール)のおかげで、その他にもインフルエンザや虫歯、歯周病などにも効果が期待されている成分です。

MGOはグレードの数値が高いほど抗菌作用などの有効成分濃度が高いと言われています。

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MGO、UMF、MGSのグレードと用途について

MGOの数値だけ把握すれば良いのですが中にはMGOの表示がない商品もあるので、UMFMGSもざっくりと把握しておきましょう。

UMFMGSの場合は数値が一緒であればグレードも同じです。

それでは次にMGOやUMF、MGSの数値によるグレードとその用途について紹介します。

数値は高いほど効果が期待できます。

ですが「子どものため、または日常の健康管理や美容のため」という場合と、「インフルエンザの予防やピロリ菌の除去」が目的で食べるのではグレードが違います。

マヌカハニーのグレードと用途

MGOUMFMGS用途
1005+5+子どもや日常の健康管理
2008+8+    
30010+10+より効能を期待したい時
50015+15+ピロリ菌除菌、病原菌殺菌
80020+20+重篤な症状や病気の改善

MGOの数値はメチルグリオキサールの含有量(mg/1kg)です。お子さんに食べさせるという場合はMGO100からで十分です。

大人でも健康のためにというのであればMGO100~200で良いでしょう。また料理の隠し味や美容のために肌に塗るという場合もMGO200程度までで十分です。

MGO200 までならば食べやすいです。(もちろん個人差はあります)

一方で、「実際にカゼをひいてしまった」、「インフルエンザが流行してきたのでかかりたくない」、「ピロリ菌を除去したい」といった場合はMGO400~500のマヌカハニーを選びましょう。

そして実際に病気にかかって少しでも早く改善したい、または試験や仕事で絶対に病気になりたくないなどの場合はMGO600~800以上の商品を選んでください。

ただし数値が高いほど希少なため価格がかなり高くなるのと独特の風味が強くなり、「薬っぽい味がする」ので苦手という人も多いです。食べ物の好き嫌いが激しい人は最初からMGO600以上はおすすめできません。

マヌカハニーの正しい選び方

マヌカハニー

マヌカハニーを購入する場合はまずニュージーランド政府認定の

  • UMF
  • MGO
  • MGS 

この3つの認証マークのいずれかが表示されているか、そしてそれらの数値を見て自分に合ったものを選べば良いのですが、それだけでは不十分です。

やはりMGOの数値をごまかす業者もあるようなので、販売しているメーカーが長年信頼されている業者なのか確認してから購入するようにしましょう。

できれば商品に「成分分析証明書」、あるいは「品質証明書」が封入されていれるとさらに良いです。

そして注意しなくてはいけないのが購入時期です。

マヌカハニーの元になるマヌカの木は、マヌカの花は11月から1月にかけての短い間しか咲かないためそれ以外の時期に採取する事ができません。

そのためニュージーランドの養蜂家の人たちはこの時期に1年分のマヌカの木のハチミツを採取して、それを加工して出荷するという作業に追われます。(特に12月が一番忙しいです)

となるとその前の時期の9月や10月、花が咲いたばかりの11月には商品が品切れになる可能性があります。

これから冬に近づくにつれてインフルエンザの予防のためにと購入しようと思っていると、人気のメーカーの質の良い商品が無くなっているという可能性もあります。

実際に年々マヌカハニーの需要が高まっていますが、現在は「需要量」>「供給量」となっていて、供給に限りがあるので在庫があるうちに購入することをおすすめします。

これだけ需要に供給が追いついていないので偽物が出回ることになるのですが、MGOの偽装表示問題もあるので、実際に信頼できるマヌカハニー販売専門店から購入するのが一番安心です。

それではおすすめのマヌカハニー専門店を紹介します。

おすすめのマヌカハニー専門店と商品に関して

これから紹介する2つのマヌカハニーを販売している業者は長年販売しているので信頼性が高いです。あとはMGOなどの数値と金額を確認して購入しましょう。

①マヌカハニー専門店「Bee Me

JASDAQに上場しているディーエムソリューションズ株式会社が運営しているマヌカハニーの専門店です。

マヌカハニーの父でUMF、GMSの基準を考えたピータ・ラモン博士の長年のパートナーである「ワトソン&サン社」と国の自然保護地域に指定されているエグモント国立公園の厳しい監視のもとで、世界で最も優良で純粋なはちみつを提供する努力をしている「エグモントハニー社」。

これら2つの会社のハチミツを扱っています。

マヌカハニーのグレード表示は「ワトソン&サン社」がMGOエグモントハニー社」がUMFとなっていて、ニュージーランド分析検査所発行のアクティブ試験書も添付されています。

Bee Me」では初めて購入される方に最大で22%OFFキャンペーンを行っています。

マヌカハニーを初めて注文する方で良質なマヌカハニーをできるだけ安く購入したいという方におすすめです。

マヌカハニー専門店「BeeMe」の公式サイトをのぞいてみる

 

②TCNのストロングマヌカハニー

TCNはニュージーランドに永住権を持つ海外養蜂歴40年以上の日本人養蜂専門職をリーダーとしている「天然完熟マヌカ生はちみつ」を扱っています。

また、メチルグリオキサールの略号である「MGO」を特許庁より商標権取得済みなので安心して購入できます。

※MGO含有量分析試験所付きです。

また商品名にストロングマヌカハニーとなっているようにBeeMeではUMF12+MGO356)までのものを取り扱っていますが、TCNのストロングマヌカハニーはなんとMGO1100の高い数値の商品を扱っています。

プロの歌手ものどを痛めたら仕事にならないため愛用している人も多いようです。

TCNはストロングマヌカハニー以外にもプロポリスやロイヤルゼリーなど蜂関連の商品を幅広く扱っています。

TCNのストロングマヌカハニーの公式サイトをのぞいてみる

まとめ

マヌカハニーは一般的なハチミツよりも殺菌・抗菌作用が強力なため、より多くの効果や効能が期待されている人気のハチミツです。

ですがマヌカハニーは貴重なハチミツのため供給が需要に追い付いておらず偽物も多く出回っています。またマヌカハニーのグレードを示す認証基準が複数あるので覚えるのも難しいですが、基本はニュージーランド政府認定の

  • UMF
  • MGO
  • MGS 

この3つの規格を購入前にチェックしましょう。できれば商品に成分分析証明書、あるいは品質証明書が封入されていれば確実です。

グレードに関してはただ高ければ良いのではなく健康維持・子どもが食べる・肌に塗る(美容用)場合はMGO100~200(UMF、MGS5+~8+)で十分です。

ピロリ菌の予防やより高い効果のものが欲しいという場合はMGO300~500(UMF、MGS10+~15+)。※ピロリ菌除去はMGO400以上

既に体調が悪い(のどが痛い、カゼぎみ)絶対に体調悪くなりたくないとう場合はMGO600~800以上(UMF、MGS16+~20+)を購入しましょう。

今回3つのおすすめマヌカハニー専門店を紹介しましたが専門店によってポイントがついたり定期購入が安くなったりするので、商品を購入して気にいったらそこで継続購入するのがおすすめです。

マヌカハニーは初めてでできるだけ安く購入したいという方はマヌカハニー専門店「BeeMe」

できるだけ強いマヌカハニーやそれ以外の蜂関連の商品も購入したいという方はTCNのストロングマヌカハニーをおすすめします。

マヌカハニーはグレードが上がるにつれて価格が高くなり、味も苦手に感じる人も多いかもしれませんが健康から美肌まで多くの効果や効能が期待できます。

  • キレイになりたい
  • 健康維持したい
  • 体調がすぐれない

という人はぜひマヌカハニーの他のハチミツにはないパワーを感じとってください。

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