最近、あおさが健康によいとテレビ番組などでも紹介されていますね。

個人的には、あおさの味噌汁ぐらいで、他の料理に使われているイメージがないのが正直なところです。

お好み焼きや焼きそばにふりかけるのは、青のり。。。? あおさとはどう違うの?

ここでは、あおさの健康効果や青のりとの違いについて紹介します。

あおさとは?

一般的に「あおさ」と呼ばれているものには次の2種類あります。

①緑藻類アオサ目アオサ科アオサ属

こちらは主にお好み焼きにかける「あおさ」です。

②緑藻類アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属

こちらは味噌汁に入れる「あおさ」です。

両方「あおさ」と呼ぶ理由

違うものなのに両方とも「あおさ」と呼ぶ理由は、どこから来たものなのでしょう?

お好み焼きにかける「あおさ」

アオサ属という品種から素直に「あおさ」「あおさ粉」などの商品名になった経緯があります。

お味噌汁の「あおさ」

実は、方言からきています。

あおさは、ヒトエグサのことを方言で表した言葉で、一般には『あおさ』または『あおさのり』と呼びます。

  • 北鹿児島地方では『おさ』とか『銀あお
  • 南鹿児島地方では『このい
  • 沖縄県で『アーサー』『あーさー』『あーさんくぁ

などと呼んでいます。

ヒトエグサとは?

ヒトエグサは主に佃煮の原料として使われる海苔の一種です。

ヒトエグサの養殖が始まったのは、伊勢湾、三河湾の一部で、1930年頃からといわれています。

養殖が行われている場所は、波の静かな湾口や河口付近で、少し塩分が低いところです。

採取時期は、1月から5月

主な生産地は、全国の70%を占める三重県をはじめ、福島、静岡、愛知、徳島、高知、愛媛、長崎、鹿児島などの地域があります。

ここで、お気づきになった方もいるかもしれませんが、お好み焼きにかけるのは、青のりなのでは?と疑問に思われましたよね。

では、つぎにあおさとあおのりの違いについてみていきましょう。

あおさと青のりの違いとは

品種

あおさと青のりは品種が異なります。

一般的に青のりと呼ばれているものは、緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属の海藻です。
アオノリ属の中にも

  • スジアオノリ
  • ウスバアオノリ
  • ボウアオノリ
  • ヒラアオノリ

などの種類があります。

特に主となるのが「スジアオノリ」で、高知県の四万十川で採れるものが最も高級品とされていて、主に高級料亭で使用されています。

香り

あおさあおのりでは、香りに大きな違いがあります。

青のりは、香りが強く、とても良い香りがするのに対して、あおさ青のりほど香りが強くないのが特徴です。

そのため、佃煮に加工されることの多いヒトエグサ属のあおさは、味と食感を楽しむものとされています。

価格

青のりあおさのおおよそ10倍の価格です。

日々の生活に取り入れるにはあおさのほうがむいてるといえますね。

この価格の差があるために、お店で食べるお好み焼きやたこ焼きに使われているのは、青のりではなくあおさの場合が多いというわけですね。

お好み焼きと同様に、ポテトチップスやお煎餅などののり塩味のお菓子にも、あおさがよく使われています。

栄養成分

あおさに比べて青のりのほうが、ビタミンB1、B2、B6の含有量が多いのが特徴です。

あおさの栄養成分と健康効果

注目のアディポネクチンとは?

アオサが注目を集める理由は、『アディポネクチン』という成分が含まれているからです。

アディポネクチンとは、別名長寿ホルモンとも言われる身体の脂肪から分泌されるホルモンで、ガンの改善や予防につながる効果が期待されています。

最近の研究では、長寿な方にはこのアディポネクチンが多いことが分かっていて『長生きの鍵』と考えられています。

『アディポ』は脂肪、『ネクチン』はくっつくと言った意味で、血管の内側に接着して、血管を修復する働きがあり、全身の血管のメンテナンスをしてくれると言われています。

豊富な食物繊維

あおさには食物繊維が豊富に含まれており、あおさ全体の40%以上占め、ゴボウのなんと約7倍に相当する量です。

カルシウム

あおさには、牛乳の約8倍のカルシウムが含まれています。

ビタミンA

ほうれん草の2倍ビタミンAが含まれます。

ビタミンAは、肌の健康を維持してくれます。
また、目や鼻、喉の粘膜を守り、抵抗力を高める働きがあります。

葉酸

ほうれん草の2倍葉酸が含まれます。

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、細胞の生産や再生を助ける役割を担っています。

体の発育を促してくれる栄養素としても知られ、妊娠中に葉酸を摂取すると、赤ちゃんの先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らす効果があると言われています。

ビタミンB12

野菜ではほとんど抽出できにくく、動物性の食べ物に多く含まれているビタミンB12も豊富に含まれています。

脳からの指令を伝える神経機能を正常に保つ役割を担っています。

葉酸と協力して赤血球細胞の形成を助けています。

不足すると、悪性の貧血や、倦怠感、疲労感、めまい、手足のしびれ、うつ、動脈硬化などの症状が現れたりします。

特にベジタリアンの人が不足しがちな成分なので、あおさでビタミンB12を摂るようにしましょう。

その他の栄養

ビタミンC鉄分マグネシウムなどのミネラルも豊富で、「海の緑黄色野菜」とも呼ばれています。

健康効果を実証するデータとは

あおさの生産量日本一の三重県では、男女ともに日本一BMI値が低い県となっています。

BMI指数とは?
肥満判定基準のことでBMI指数22が標準です。

指数22は最も生活習慣病にかかりにくく、死亡率が低いとされています。

BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}で計算します。

三重県の人はあおさを味噌汁の具として毎日のように食べていることが、肥満になにりくい原因のひとつではないかと考えられています。

あおさと青のりの上手な使い方

表示のチェック

まずは、商品名の表示をチェックします。

青のり

  • 青のり
  • 青のり粉

粉になっていない場合は「すじ青のり」等と書いてあります。

あおさ(アオサ属)

  • あおさ粉
  • 青粉
  • 青さ粉
  • あおさ海苔(粉末)
  • あおさ
  • あおさのり

あおさ(ヒトエグサ属)

  • あおさのり
  • アオサのり
  • あおさ
  • 青バラ(青ばら)
など。
沖縄では「アーサー」とも言われます。

それぞれの特徴をいかした使い方

青のり

青のりの強く良い香りを楽しむことができるよう、お料理にふりかけて使用しましょう。

粉になっていない「すじ青のり」はお吸い物に入れたり、天ぷらにするといつもよりちょっと贅沢なお料理になります。

あおさ

熱に強い特徴があります。

あおさ(アオサ属)

お好み焼き、タコ焼きなどにふりかけたり、天ぷらの衣に混ぜたりと調理に向いています。
ご飯にまぶしても風味が高まります。

あおさ(ヒトエグサ属)

味噌汁、うどん、ラーメンなどの汁気のもの全般に入れて食べます。

香りというより、味や歯ごたえを楽しみましょう。

まとめ

  • 「あおさ」には2種類があります。
  1. 緑藻類アオサ目アオサ科アオサ属・・・お好み焼きにかける「あおさ
  2. 緑藻類アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属・・・味噌汁に入れる「あおさ
  • お好み焼きにかける「あおさ」は、アオサ属という品種から「あおさ」となりました。
  • お味噌汁の「あおさ」は、方言でヒトエグサを『あおさ』などとと呼んでいたことからきています。
  • 一般的に青のりと呼ばれているものは、緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属の海藻で、香りが強く、価格があおさのおよそ10倍はするため、お店でお好み焼きや、たこ焼きに使用される青のりは、あおさを使用している場合が多いのです。
  • アオサが注目を集める理由は、『アディポネクチン』という成分で、ガンの改善や予防につながる効果が期待されています。
  • アオサには40%以上の食物繊維が含まれ、牛乳の約8倍のカルシウム、ほうれん草の2倍多いビタミンAと葉酸、野菜ではほとんど抽出できにくい、ビタミンB12も多く含まれています。

いかがでしたか?

お好み焼きなどにかかっていたのは青のりではなくあおさだったとは驚きですよね。

毎日の食卓に取り入れやすいあおさに、優れた健康パワーが秘めれているのは嬉しいばかりですね。

あなたも、ぜひあおさパワーで、すこやかな毎日を送りましょう。