あずきといえば「あんこ」の原料というイメージですね。
そのあずきを煮出した「あずき水」を飲むだけでやせるという「あずき水ダイエット」が台湾や韓国で人気なのをご存知ですか?
そしてあずき水ダイエットが日本のテレビ番組でも紹介されて、一時話題になりました。
あずきダイエットですと毎日食べるのが大変ですが、あずき水を飲むだけだと意外と簡単ですし、継続しやすいのでおすすめです。
そしてあずき水ダイエットのおすすめの点はただ「やせる」だけでなく、美肌に良い栄養成分も含まれているので「キレイにやせる」ことができます。
ではあずき水がダイエットに効果がなぜあるのか?
また、作り方・レシピや飲み方なども紹介します。
あずき水の簡単な作り方
ここでは通常の作り方と簡単に作る2つの方法を紹介します。
まずは通常の作り方から。
煮出しで作るあずき水
こちらはポリフェノールをたっぷり抽出できるので、時間がある場合はこの作り方がおすすめです。
【材料(2日分)】
- あずき:100g
- 水:1500ml
ピラミッドダービーでは1回分であずき50gに水500ml(100gで1,000ml)と紹介されていました。
多少水を多くするかだけなので、どちらでも問題ありません。
【作り方】
①鍋にあずきと水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして30分程煮ます。
②あずきをザルでこしてできあがりです。
※梅雨や夏の時期はあずき水は傷みやすいです。翌日飲む分は保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
30分程煮ることで外皮に含まれるポリフェノールが溶け出します。
煮汁に浮いてくるあわにはむくみを防いだり脂質の代謝を促進するサポニンが含まれているので取り除かずに飲みましょう。
保温水筒で作る簡単あずき水
鍋で煮るのはいちいち面倒という人は保温水筒で作ると簡単です。
こちらは保温水筒にあずき50g(大さじ5)と熱湯を350~1,000ml程いれてフタを閉めて一晩置きます。
ポリフェノールがしっかり出るように8時間以上待ちましょう。
とても簡単に作れるあずき水ですが、渋みやえぐみが気になる方がいます。
そのような方には事前にあずきを煎(い)っておくとおいしく飲めます。
熱したフライパンにあずきを入れて1~2分ほどから煎ります。
煎ったあずきは密閉できるビンなどにいれて1週間を目安に使い切りましょう。
作るのが面倒ならあずき茶がおすすめ
「30分煮たり、8時間待つのが面倒!」という人はポリフェノールがたっぷりのあずき茶がおすすめです。
この「あずき美人茶」は有機JAS認定のオーガニックあずきを使用しているので安心ですし、1本500mlあたりポリフェノール200mg含んでいます。
遠藤製餡 ゼロカロリーオーガニックあずき美人茶 500ml×24本
こちらはあずき茶のティーパックタイプです。
「国産あずき茶ティーパック」
原料のあずきは100%北海道産でノンカフェインのお茶です。
どちらも良質なあずきを使用して作ったお茶なので安心してお飲みください。
あずき水の飲み方と飲むタイミングは?
あずき水ダイエットが成功するには1日にポリフェノールを150~300㎎をとることです。
これはあずき50~100g分に相当します。
飲むタイミングは食前に飲むと最も効果を得やすいのでおすすめです。
1日あたり大さじ5杯(50g)のあずき水を朝・昼・晩の食事の前に飲むようにしましょう。
あずき水を飲んだ実験では4週間飲んで血中中性脂肪値が低下したようです。
毎日継続して最低でも1か月は飲むようにしてください。
あずきの選び方
では実際にあずきを購入する際の基準を紹介します。
まずあずきは国産と中国産などの外国産がありますが、中国産はポリフェノールの含量が少ないと言われています。
また安全性の問題もあるので国産のあずきを選ぶようにしましょう。
「小さい豆」と書くだけあってあずきは粒が小さいですが、その中でも特に小さいものを選ぶようにしてください。
あずきポリフェノールは豆の表面を覆う外皮に多く、同じ重量でも粒が小さいほど表面積も増えるのでポリフェノールの量が多くなります。
そしてもう一つが色の濃いものがおすすめです。
色が濃く皮にツヤがあるあずきにはポリフェノールが多く含まれています。
お店で購入する場合は小粒で色の濃い国産のあずきを選ぶようにしましょう。
ネット通販でおすすめなのが「渡部信一さんの小豆」です。
このあずきは農薬・無化学肥料栽培30年以上の土壌で育ったもので十勝のキタロマンというブランドです。
あずきといえば十勝あずきが有名ですが、その最新ブランドが「キタロマン」です。
あずき博士として有名な加藤淳さんが「あずきを食べるならキタロマンがおすすめ」という理由は、一般的なあずきよりも粒が大きいものの、色合いもきれいな上に、ポリフェノールの含有量が従来のあずきよりも多いので、あずき水ダイエットに最適だからです。
安全でおいしくてポリフェノールたっぷりのあずきを食べたいという方におすすめです。
渡部信一さんの小豆1kg 無農薬・無化学肥料栽培30年の小豆
あずき水を作るのに最適な十勝あずきですが、ゆでて残ったあずきは再利用しましょう。
ダイエットにも最適な残ったあずきの食べ方!
あずき水と作ると当然ゆでたあずきが残ってしまいますが、これを捨ててはダメです。
ゆであずきにはあずき水に溶けなかった小豆ポリフェノールが残っているだけでなく、不溶性食物繊維が豊富に入っていますし、豆の中のでんぷんが加熱によって難消化性でんぷんに変わります。
通常のでんぷんは小腸で消化・吸収され大腸まで届きにくいのですが、難消化性でんぷんは大腸の奥まで送り届けられます。
すると大腸のビフィズス菌などの善玉菌がこれを食べて腸内環境を改善してくれるのです。
難消化性でんぷんと食物繊維の効果により腸内環境が改善すれば免疫力がアップしますし、便通が改善することで、体や肌の調子も良くなります。
またあずきには食欲抑制ホルモンの分泌を促す成分が含まれることもわかっていて、ごはんに混ぜれば、いつもより少ない量で満足感が得られて腹持ちも良くなります。
おかゆやピラフ、チャーハン、リゾットなどに混ぜても良いですね。
その他サラダに混ぜたり、ハンバーグを作る時もあずきを入れることでかさ増しにすれば、食物繊維がアップしてカロリーがダウンします。
カレーやドライカレー、麻婆豆腐などにもおすすめです。
このようにあずき水だけでなくゆであずきもちゃんと食べましょう。
あずきの栄養成分と効能!ダイエットに効果がある理由
あずき水の作り方はわかりましたが、なぜダイエットに効果があるのでしょうか?
それは原料のあずきの栄養成分にあります。
まず「あずぎポリフェノール」は脂肪の吸収を防ぎ、体脂肪の原料となる血中中性脂肪の値を低下させます。
それだけでなく、腸の中で糖を分解する酵素(αグルコシダーゼ)の働きを抑えることで糖を吸収しにくくします。
その結果食後の血糖値の上昇がゆるやかになり脂肪がつきにくくなるのです。
その他にもあずきにはダイエットに有効な栄養成分があります。
ポリフェノールの一種であるルチンやケルセチンは脂肪細胞の中に脂肪滴がたまるのを防ぐ働きがあると期待されている成分です。
※脂肪滴はコレステロールなどの脂質を貯蔵する細胞小器官です。
その他にも
- カリウムやサポニンは強い利尿作用がむくみを解消
- サポニンのブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑えたり、脂質の代謝を促進する肥満防止効果や常食することで太りにくい体質になる
- ビタミンB1の糖質の代謝を促進する働き
このようにあずきにはダイエットに効果がある成分がたくさん含まれているので効果が期待できるのですね。
あずき水の効果で美肌になれる理由
ダイエットすると栄養不足になり肌がボロボロになる方もいますね。
ですが、あずきポリフェノールは抗酸化作用が強く、しみやしわ、たるみといった老化の予防や改善の効果があります。
またあずきに多いビタミンB2とビタミンB6は一緒に摂るとこで肌の再生力がアップし美肌効果が高まります。
そして食物繊維も多く含まれていて体内の老廃物を外に出す役割があります。
老廃物が体内に溜まったままだと肌の状態が悪くなっていきますが、体外に出ることで肌の調子が良くなります。
このようにあずぎにはダイエットに効果があるだけでなく美容にも良い成分が入っているのがうれしいですね。
テレビ番組ピラミッドダービーでは北陽の伊藤さんがあずき水を1週間飲んで3kg以上やせていました。
今までダイエットに失敗していた人もぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
あずきには体脂肪をためにくくしたり糖の吸収をおさえるポリフェノールやダエイットに有効な栄養成分がたくさん含まれています。
その煮汁(あずき水)を飲むとこで簡単にダイエットができると評判です。
毎食食前に継続して飲むことで効果がでますので、ダイエットに興味のある方や今までのダイエット法で失敗した方はぜひ一度挑戦してみてください。
時間がかかって作るのが面倒だという場合は市販のあずき茶を飲んでみましょう。
遠藤製餡 ゼロカロリーオーガニックあずき美人茶 500ml×24本
ダイエットや美肌だけでなく健康効果もあるので、まずは1か月継続してみましょう!
テレビでやってた方法とこれが同じなのかは解らないのですが
30分も煮ていると500cc入れた水が80ccになってしまいました。
ちゃんと弱火でやっていました。テレビではたしか一日300ccは飲んだ方が良いとやってた気がしましたが、300cc残るように小豆を煮るなら150g以上煮なければなりませんよね・・・
お問い合わせありがとうございます。
テレビ番組では500ccでやっていましたね。
これだと確かに弱火でもフタを開けたまま30分煮ると
お湯が少なくなるかもしれません。
記事にも書いていますが、あずき100gに水を1500ccで
煮てみたらそれほどお湯は減りませんでしたので
試してみてください。
>テレビではたしか一日300ccは飲んだ方が良い
とのことですが
「あずき水ダイエットが成功するには1日にポリフェノールを
150~300mgをとることです。
これはあずき50~100g分に相当します。」
記事にも書いたように
あずき水の量よりもあずきの量を意識してください。
以上よろしいくお願いいたします。