今年2019年の3月にファミリーマートで大麻由来成分のCBDドリンク「Marley+CBD Mellow Mood」が発売されると一部のサイトなどでも紹介されていました。

ですが3月14日現在、ファミリーマートのホームページを見ても発売はもちろん、発売予定として紹介もされていません。

CBDドリンクの発売は単なる噂で発売はされないのか。

それとも4月以降に発売がずれていて、その理由は何なのでしょうか?

ファミリーマートでCBDドリンクが3月に発売すると広まった理由

そもそもファミリーマートでは「2019年3月に大麻由来成分CBDドリンクを発売する」と発表したわけではありません。

ではなぜそのような話が広まったのかというと、世界最大のビジネス誌Forbes(フォーブス)のサイトで紹介されたからです。

参照:forbes.com「New Age Beverages CEO On Marley CBD Drinks

そのサイトの記事の中で

「FamilyMart stores, based in Japan, will also carry the product, which will start shipping in March, 」と記載されています。

これにより「3月にファミマでCBDドリンクが発売される!」と話題になりました。

このCBDドリンクは「Marley+CBD Mellow Mood」という商品名でメーカーはNew Age Beverages(ニュー・エイジ・ビバレッジ)社といいます。

このニュウーエイジ・ビバレッジ社ナスダック上場企業で世界40位の健康飲料メーカーで、昨年12月にはタヒチ産のノニジュースを販売していることで有名なモリンダ社を買収しています。

さらに昨年の秋にCBD入りのドリンクを発売すると発表してからは株価も急上昇している会社で投資家からも注目されています。

現在アメリカで大規模で栽培をしている企業は5社しかありませんが、ニューエイジ・ビバレッジはそのうちのひとつです。

そして代表取締役であるブレント・ウィルスCEOはアメリカのFOXテレビのニュース番組に1月出演した際に、「日本ではCBDが認可されています。ファミリーマートで間もなく販売される予定になっています。」と答えています。

その動画がこちらです。

これらの情報から「ファミリーマートで3月にCBDドリンクが発売されるのでは?」と広まりました。

ですが今現在(3月15日)、いまだに発売するという発表はファミリーマートではありません。

どのような理由が考えられるのでしょうか?

CBDドリンク「Marley+CBD Mellow Mood」は発売中止それとも延期?

ファミリーマートでは新商品を2週間前に発表しますので、この時点で何も情報がないというのは発売が延期の可能性が高いです。

では延期になった理由は何なのか、そして中止になる可能性もあるのでしょうか?

先程紹介した動画の中でブレント・ウィルスCEOは「日本ではCBDが認可されている」と話していた通り、日本ではCBD商品が実際に発売されています。

実際にCBDオイルは既に発売されていて、CBDが入ったチョコレートも発売されています。

ではCBDドリンクはどうなのかというと、2月22日に楽天市場などで国産製品初のCBD入りの清涼飲料水CANOVY WATER(キャノヴィ ウォーター)」が発売されました。

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ファミリーマートでの発売がドリンクとしては日本初だと思ったのですが、既に国産のCBDドリンクが先に発売されるとは思いませんでした。

このように日本での発売実績もあるので、ファミマでも問題なく発売されると思ったのですが、やはりネットショップで宣伝もなく、ひっそりと発売されるのと全国に1万6千店舗以上あるファミマでは影響がかなり違います。

あるところからの情報によると、「THCが入っていないことを証明する手続の関係に時間がかかっていて、そのために発売が遅れているそうです。」

ではCBDやTHCにという成分はどのようなものなのでしょうか?

大麻由来成分CBDやTHCとは?

日本で販売が認可されている成分CBD

大麻由来の成分CBDはCannabidiol(カンナビジオール)の略称でカンナビノイド(大麻草に含まれる化学物質の総称)の一種です。

ですが「CBDはハイを引き起こさずに鎮痛や炎症を和らげる働きがある」と言われています。

これ以外にもCBDには

  • ガンの予防・改善
  • 統合失調症の改善
  • てんかん発作の改善
  • パニック障害、強迫神経症、心的外傷後ストレス障害に対して有効的
  • リウマチの改善
  • 食欲の改善
  • 糖尿病の予防
  • うつ病の治療
  • 不眠症の改善

など多くの効果や効能が期待されている成分です。

ただし既に発売されている「キャノヴィ ウォーター」や発売されている「Marley+CBD Mellow Mood」のCBDの量は微量なので、そこまでの効果はありません。

ブレント・ウィルスCEOがインタビューで「CBDを体に取り入れることでリラックスできるんです。」と答えたようにその程度のものです。

また同じインタビューで「精神に影響を及ぼすことはありません」と答えています。

「キャノヴィ ウォーター」の販売サイトを見ると「あなたの眠れない夜に、リラックスに」と掲載されています。

現在仕事や勉強、人間関係で疲れている人が多いですが、そんな時にいやしてくれるのがCBD入りのドリンクです。

ですが、もう一つの成分THCは日本では禁止されています。

使用禁止成分THCとは?

大麻と言えば、「大麻取締法」のイメージから、異様にハイになったり、副作用の危険性があると思うかもしれません。

それがそれはTHC(Tetrahydrocannabinolテトラヒドロカンナビノール)のことでです。

THCは精神作用 が あり、 これ が ドラッグ の よう な ハイ を もたらす と 考え られ て い ます。

ただしTHCは害ばかりではなく、CBDとともに多くの病気に効果があるのではと言われている成分です。

ですが、日本ではTHCを商品に入れることはもちろん、医療大麻も許可されていない(研究も不可)ため、取り扱いが禁止されています。

そして日本では現在大麻の栽培は許可制になっていますが、産業用の大麻でもTHCが0.3%以下の品種に限定して栽培が認可されています。

このように日本ではTHCに関して厳しい取り締まりがあるため、CBDに関しては許可されているものの、本当にTHCが入っていないのか国の審査に時間がかかっていると思われます。

特にファミリーマートで発売されるとなると、何十万本と売れる可能性があり影響力が高いので慎重になっている可能性が高いです。

キャノヴィ ウォーターは国内だったので早く審査が通った可能性もあります。

とはいえ、いつから動いていたかはわかりませんが。

やはりCBDは国内で承認されている成分で需要もあり話題にもなるにもかかわらず、昨年まではどこもCBD入りドリンクを発売していないところを見ると、かなりハードルが高いのでしょう。

ただニューエイジ・ビバレッジファミリーマートの間には大手商社の伊藤忠商事が絡んでいるので、ある程度までは進んでいたようです。

ただ、もう発売予定と思っていた(あくまでファミマの予定ではなく、われわれの予想ですが)時期から半年経っていることを考えると、やはりニューエイジの扱っているMarley+CBD Mellow MoodにわずかにTHCが入り許可が下りなかったのではないでしょうか。

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Marley+CBD Mellow Moodとは?キャノヴィ ウォーターの違いについて

Marley+CBD Mellow Moodの「Marley」は、あの伝説のレゲイミュージシャンで大麻愛好家だったBob Marley(ボブ・マリー)からきています。

このマリーブランドのライセンスを所持している企業(親族経営)とニューエイジビバレッジ社は提携して Marleyの名前が入った飲料水も既に販売されています。

そしてCBDの入っていない「Marley MELLOW MOOD」も既に販売されています。大麻の成分CBDに大麻愛好家のボブ・マリーの名前が入っているというのは商品のイメージにピッタリです。

ちなみに「MELLOW MOOD」は「リラックスしていい気分」という意味です。では既に発売されているキャノヴィ ウォーターとの違いはなんでしょうか?

MELLOW MOODキャノヴィ ウォーター
販売先ファミリーマート?楽天市場など
発売日未定2019年2月22日
内容量450ml500ml
CBD量25ml24ml
価格未定980円
特徴ハーブハニー、
レモンラズベリー、
ピーチラズベリー
3種類の味
水とCBDのみ。
甘味料0、香料0

既に発売されているキャノヴィウォーターは水にCBDを入れた飲み物1種類で全て国内製造というのが特徴です。

一方Marley+CBD Mellow MoodはCBD以外にも

  • パッションフラワーエキス
  • レモンバームエキス
  • バレリアンルートエキス
  • カモミールフラワーエキス

などリラックス作用がある成分が含まれています。

まだ価格はわかりませんが、おそらく販売するならば1本500円前後の価格になると思われます。

980円のキャノヴィウォーターよりも半分近い価格で購入できるとなると、まずはキャノヴィウォーターでCBDドリンクを試してみて、リラックスできた、夜ぐっすり眠ることができたという場合はMellow Moodを購入してはいかがでしょうか。

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まとめ

世界では医療大麻の研究が進んでいて、カナダなど大麻を合法化とする国も出てきました。ですが日本では大麻の栽培は許可制(許可を取るのはかなり厳しい)で、医療大麻の研究でさえも認めれていません。

このため日本はかなり海外とは遅れをとっているように思われますが、実はアメリカでMarley+CBD Mellow Moodの販売が許可されている州は

  • ワシントン
  • オレゴン
  • コロラド
  • ミシガン

たった4つの州です。

それと比べれば既にネットではありますが、キャノヴィウォーターが発売されているということは日本全国で購入できるわけですから、CBDに関しては日本の方が進んでいます。

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実際に日本ではCBDオイルやCBD入りのチョコレートなども販売され、日本初の清涼飲料水のキャノヴィウォーターも発売となればMarley+CBD Mellow Moodがここまで発売が遅れている理由はドリンクの中に若干のTHCが含まれていたのではないでしょうか?

早く飲みたいという人はまずはキャノヴィウォーターから試してみることをおすすめします。